Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活『為ブログ』142

   一冊の本を読むのに半年かかった。
 話題のトマ・ピケティの『21世紀の資本』(山形浩生他訳・みすず書房)を
買ったのは一月の始めだった。昨日、やっと読み終えた。一回、目を通した
だけでは、読んだことにならないが、飛ばしたページもなく読了した。
 歳を取ると約600ページの分厚い書物は読むのが苦しい。去年は約一年
かかってトルストイの『戦争と平和』を読んだ。一年に一冊、大作と言われる
分厚な本を読めたらいいと願ってる。というのは二年ほど前にマルクスの
『資本論』を読み始めたが、第一部の中途でギブアップした。続いて、ヘーゲル
の『大論理学』に挑戦したが、これも投げ出してしまった。
 プラトンの『国家』や白川静の『文字講話』も本棚でホコリをかぶっている。
最近は、目標さえあればいいと思っている。入院でもすれば、読めるのではと
思ったりするが、病気をすると体力のいる読書はますます難しくなろだろう。
 やっぱり、元気な内に読んでしまわないと、意味がないだろう。
 まあ、そういうことで、これからも精を出して、ページをめくるより仕方がない。




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