Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌1035号

   晴だが、冷えている。 自作小説に集中していると日誌の方が疎かになってしまう。これではよくないので元に戻そうと思う。実際、二本立てを続けることは時間も取られから、どちらかにするのがいいのかもしれない。ただ、今年は一歩前進するという目標を持っているので何とか、二本立てを継続したい。

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新怪アウトプッター(21)

 月末の1日前に由梨花は引っ越しした。母と父が軽トラックで駆けつけ、手伝ってくれた。実家は農家だから、軽トラックは常備品である。移動する新築マンションは車で10分ほどの距離だから、何回か往復すると午前中に終わってしまった。結婚しているわけではないから、荷物といっても大袈裟なものではない。「次に引っ越...

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新怪アウトプッター(20)

「そこなんだ。起こり得ないことが、実際に起こった。これが問題なんだな。いろいろと考えてみたが、僕が到達した結論は、・・・・。」
 湯之原はビールを口に運んで、思案顔をした。理系の考えでは根拠のない理屈は言いたくないということでもあった。
「先輩。空想でもいいですから、考えつかれたことを言ってもらえま...

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新怪アウトプッター(19)

 祝日だというのに協力してくれた業者に感謝しながら、連絡駅で別れると福村は夕方まで、どうして時間を過ごそうかと思った。映画でも見るかと繁華街をぶらついていると、背後から声を掛けられた。振り返ると先輩の湯之原がいた。「どこへ行くのだ。」「それより。先輩はどこへ。」「家にいても仕方がないので、出てきただ...

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新怪アウトプッター(18)

 業者に続いて福村も部屋から出た。由梨花は駅前にある賃貸業者へ向かった。「部屋探しに、僕も一緒に行こうか。」 どのあたりに由梨花が引っ越すのか、福村に興味が湧いたが、直感した通り、由梨花は同伴を断った。「福村君。今日はありがとう。本当に感謝します。けれども、これから探す家は誰にも知られたくないわ。御...

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