Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌1072号

   月末は忙しい。
 昨日は定例の読書会で1日潰れてしまった。今日は季刊雑誌の随筆の締め切りで、夕方に原稿を郵送できたが、ニコッとに書く余裕はなかった。行事が重なると、どうしても、ニコッとに手が伸びない。桜はどこも満開になって、もう感動しなくなったから不思議である。たまたま、天気がよくて、風が出て...

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脳活日誌1071号

   人は関係の中で生きる。
 人というのは、何らかの人間関係の中で生まれてくる。この一定の関係に基づいて生活していくことになる。人同士が関係しなければ、人間という生命は生まれない。関係と言っても、この関係性は無数にある。どういった関係でなければならないという制限はないが、人類は歴史的に自らの経験と...

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夜霧の巷(2)

 昨夜、店の掃除をしてから美佐はタクシーでマンションに帰った。午前三時頃であった。店のオーナーは植村雪枝といったが、美佐よりも15歳年上であった。2週間前であった。開店準備をしていた雪枝がお腹のあたりに激痛を訴えた。それ以来、ママは入院した状態が続いている。オーナーが倒れたこともあって、36歳になっ...

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夜霧の巷(1)よぎりのちまた(第一章)

 港街は霧に覆われていた。高台の新栄街区から夜の港街を見下ろすと灯台の灯が三色の輪に見えた。地下鉄の最終列車の10分前になって、客は席を立った。北川美佐は預かっていた客の手提げ鞄を持つと、素早くカウンターから出て、ふらつきながらドアに向かってくる初老の男の背中に背広を被せた。「ありがとうよ。今日は悪...

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脳活日誌1070号

   太陽が眩しい。 2~3日雨と曇り空が続いたので、今日の青空は眩しい。天気が良くなると、なにもかも変わってくる。桜も一気に開花するだろう。みんな陽気一杯だろう。人間の精神というものは、山あり谷ありで鍛えられていくのかもしれない。花の季節はいいものだ。問題は経済力だけだ。花プラス裕福があれば、鬼に...

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