Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活『為ブログ』196

     時代の思考傾向。
 人間社会とは、人が集団で動かす組織である。組織を動かすのは会議だ。
閣議、国会。各種委員会、諮問会議、会社の重役会、取締役会、局・部・課
の各会議、地方議会、町内会など毎日どこかで会議は開かれている。
 なんで会議をするのか。一応、みんなの意見を聞いて、一定の方向に向けた
決定を下す。決まれば、みなさんの同意を得たことですから守ってください。
つまり、会議は決め事をするための手続きということになり、民主主義の行事
となっている。原則として、民意の過半数の賛成をもって、民意の了承を得た
ことになり、大義の御旗を得たことになる。
 だが、組織の構成は独立した個人である。個人は白紙ではない。性格と言う
個人色をもっている。同じ個人でも性格の傾向によって、風向きが大きく変わって
くる。民意を総括するなんて、冷静に考えれば、恐ろしくてできるものではない。
 民意は色の配合のように微妙に識別があるものであり、それを強引に一色で
統一するなんて、そもそもが強権でしかない。
 簡単に戦後70年を総括してもらいたくない。一億二千万人、それぞれの戦後が
あるということである。言葉を選ぶ人たちがいるようだが、選ぶのは言葉ではなく
戦争を背負った諸個人の歴史である。簡単に総括する意識の軽さに将来の憂いを
感じてならない。聞く耳を持たず、強引に決定するのが政治家の役割なのか。

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2015/08/09 18:47
ブログUP待ってました(笑
読みました。会議の話。勉強になる。



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