Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌523号

  夏枯れ、枯渇、何も浮かばず。
 頭がボー。思い浮かぶことなし。無も、またよし。ゼロが数字であるように
無は無で存在しているのと同じことなり。禅問答か。皮膚と衣服の間に汗の膜
ができるようなものである。実態がないが、汗の膜は皮膚と下着をくっつける。
肩がこってきたり、重い感覚に襲われる。実態がなくても影響力をもつものと
いえば、ブラックホールがある。目に見えない重力が目に見える実物を吸引し
ていく。

 精神的、思想的影響力がそれだ。眼に見えないが人を突然に動かす。トルコ
の軍事クーデターのようなものである。もし、軍が実権を握って政権を樹立して
いたならば、中東情勢は大きく変わっただろう。まさに紙一重で現状を維持し
ている。今後、どうなるか、まったく不明。そもそも、軍事力で物事を決する
やり方は、理念の善悪は別にして間違っている。

 民主主義は歯痒いと言われる。確かにそうである。民主主義は行ったり来たりする。これを歯痒いというのであれば、民主主義者ではない。面倒くさい手続きを踏むのが民主主義なのである。辛抱できないからといって、暴力=軍事力を行使するのは民主主義の逸脱である。国際的な司法判断を紙屑でしかないといった中国もしかりである。一定の判断を自分の意に添わないと言って、無視すれば、軍事しか残らない。文句あるなら、力でこい。単純に言い切るところに中国の強権主義がみえる。世界は米英、ヨーロッパの論理で動いている。この論理を無視して中国の未来はない。習政権の未来はない。どうして、平和的に妥協をして時間をかけないのだろうか。政治にたいする発想の貧困を感じる。





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