Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌547号

   バックボーンの有る無し。
 奥行きのある人っていますね。考えが深いというか、余裕を持った人がいることは事実である。どこから、こうした厚みがでてくるのか。勿論、なんでも知っている博識家であるということも一要素だが、それだけではないものに惹かれる場合がある。例えば、音楽に造詣が深いというのも奥行きの側面だろう。僕が、こういうのは音痴という劣等感からである。色彩感覚もそうである。いわゆる美的センスである。

 小学生の頃、習字をならったことがあるかもしれない。習っても習わなくても、文字を書けば、性格が滲み出てくるのか、美しく書ける人は幸せである。何事も努力が天才であると思いたいが、努力以上に感性のセンスという本能的な要素がある。自分に適した職業についている人は幸福だが、今している仕事は嫌いではないが、生活のために仕方なくこなしている人もあるだろう。なかなか、適合する仕事との出会いにめぐまれないものである。私も技能的に生活してきただけで、恵まれた人生だったとは言えない。

 不満や文句を言えば、きりがない。ただ、無事に生活できて来たことに感謝だけはしている。贅沢できた、幸運だったというような感想はない。強いて言えば、やっぱり、バックボーンがないということである。平凡、平坦と言うか、個性が彫刻できていないのである。趣味を持つ余裕のないまま、人生の終盤にかかろうとしている。凡人とは、こういうものだろうと思っているが、鼬(イタチ)の最後っ屁くらい狙っていることは確かである。目標を見つめて、我が人生が尽き果てるかもしれない。




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