Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌746号

   言葉と思いは饅頭なり。
 餡(あん)はアズキを煮て、練ったもの。芋餡、栗餡、豆餡もある。和菓子に欠かせない。伝統の店では餡作りは秘伝、門外不出となっている。最中(もなか)は大好きである。餡には粒餡、漉し餡の二種類がある。甘さは砂糖で付けるが、蜂蜜を入れたり、餡の炊き方や練り方、甘みの付け方に秘伝があるのだろう。また、餡を包むころもによって食感が違ってくる。きんつば焼きが美味しい。コーヒーや紅茶にも、きんつばは合う。小麦粉の薄皮がいい。皮が薄いからアズキの粒の舌触りが、なんとも言えない食感となって残る。昔は商店街の一角で、きんつば屋さんが小さな店を構えていたものだが、最近は見かけなくなった。日本の今の若者は、きんつばを知らないのかもしれない。日本の文化を語る前に、きんつばを食べようではないか。コンビニで、きんつばを焼いたらどうだろうか。外国の人にも食べてもらいた。

 今日は、きんつばの話かい。そうではない。文章の流れで、きんつばが出てきただけである。餡というのは、人の思いである。言葉は餡を包むころもである。文章を読むということは、言葉に包まれた人の思いを食するということになる。このような例え話に単純化していいのか。ここに問題が出てくる。読んだつもりでも、味わったつもりでも、言葉の真意を理解することは至難である。どんな場合でも、真意は伝わらないものである。伝達というものは、アバウトなのである。言葉の伝達は、あくまでファジーでしかない。餡の味わいと同じ味覚の世界なのである。「美味しい。」とか「よかった。」といい感覚は当事者しか分からない。腰が痛い、お腹が痛いといっても、どんな痛さなのか他人には分からない。お大事にしてくださいとしか言いようがない。痛さと味覚は同じではないか。きんつばの味なのだ。

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2017/03/16 21:47
ごま塩ニシンさん、こんばんは。

きんつば、母が大好きでした。
お彼岸だし、今度買ってきます。

言葉って難しいですよね。
言葉で気持ちを100%伝えるのって、実はできないことなのかもしれません。
やぱり、直接お会いしてお話すると、「何か」が違うんですよね。
言葉ではない、伝わる「何か」があるんだと思います。




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