Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌768号

   昨日はびっくりした。
 散歩に出て、ATMへよる。バス停の前の道路を歩いていると大きな空き地にテントが新しく張られていた。新しいビルの新築工事が始まるのかと思って、隙間から覗いて見た。この拍子に私の手はズボンのポケットを触った。この瞬間、小銭入れと鍵がないことに気付いた。もう、慌てた。どこで落としたのか。家から歩いてきた道順を引き返しながら、道端で落としていないかと不安な気持ちで探した。

 鍵というのは家族全体の物だから、紛失すると鍵を新しく付け替えなければならない。実に手間がかかる。どうしたものかと、駆け足で家に戻った。玄関のカギ穴に鍵が掛ったままで、小銭入れがぶら下がっていた。私の家は道路から2メートルほど下がって建っているから、多少、死角になっている。もし、目立つところで鍵がぶら下がったままだと盗難に遭っていたかもしれない。幸い、事件にならなくてよかった。

 年取ると、頓珍漢なことが発生してくるから困る。皿を割ったり、トイレの水を流し忘れたり。あまり他人には知られたくない失策も発生してくる。介護しているつもりが、いつの間にか自分が介護される立場になるのは、あっという間である。追う立場から追われる立場へ変身してしまう。先を見越して、頭の中では自分は大丈夫だと思っていても、いつの間にか平準化されてしまう。人生はこんなものかもしれない。

 それにしても鍵が戻って来てよかった。神に感謝です!




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