脳活日誌804号
- カテゴリ：日記
- 2017/05/15 18:10:20
思いつきを鍛錬する。
頭に浮かんだことが直ぐに実現できたらいい。なかなか簡単に仕上がらない。素案をよく咀嚼し、実のあるものに完成させるには時間がかかる。当然資金もいる。なによりも精神的な根気がいる。これだ！と信じたら、一極集中する熱情が大切である。サラリーマン生活にオサラバする勇気がいる。それに何かのキッカケがいる。背中を押してくれたというものがいる。運命的な出会いもいる。こんなことを、あれこれ考えている内に情熱が冷めてくる場合もある。今さら冒険をするのは冒険だ。石橋を渡るに越したことはないという出発点に戻ってしまう。
人生、何がよくて何が悪いかはサイコロと同じで転がしてみないと分からない。考えているより、歩き出す勇気を持てと言うことだろう。これには時代背景も影響して来る。歴史というか、時は流れているわけだから、この流れを掴むことだ。今、どんな流れになっているのか、時流への洞察力が大切である。ただ、むやみやたらに駆け出してもよくない。
私も商売を始めた頃は、独立ばやりの時で、君も自立するのか、という風潮があった。それなら俺もやってみようと思った。止める時は知り合いが行き詰まって、夜逃げを始めた。訪ねて行ったら、貼り紙がしてあって電話がつながらなくなっていた。こうしたことが近辺に続いて起こった。こりゃ、駄目だわと正直に感じ取った。何でもそうで、山があれば、坂もある。恩師の先生が『時流に乗るな、自流に乗れ』と言っていた。これも格言に違いない。時流は電車と同じ乗り物である。さて、まだ諦めていない。何か次の乗り物を探索中なのである。
もしかしたら、ですけれど。
この世の中の出来事って、思い立ってから現実化するまでにある程度時間がかかりますよね。
タイムラグが必ずあって。
このタイムラグが、私たちに軌道修正する余裕を与えてくれているんじゃないかって。
まあ、物は考えようですけれど。