Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌837号

   思考の流れ。
 想ったり、考えたりすることは何気ない脳の運動のように思えるが、この思考にも流れがあるように思えて仕方がない。いわゆる考える癖および傾向である。この思考の推理から第三者の行動を予測していく。別に警視庁の捜査ではない。一定の行動傾向の割り出しである。あいつならあの店に寄ってから帰るだろう。あの子なら、寄り道するとすれば、ケーキ屋さんではないか。予想外の行動であれば、何かあるな?となる。普段、買い物をするにしても、何時も行くスーパーは決まっているだろう。記念品を買いに行くとか、誕生日のプレゼントを物色するとかなると、普段の店では物足りないから、百貨店か専門店へ行くだろう。最近はネットで済ますか。

 娘婿から父の日のプレゼントをいただいたが、見ればすぐわかる。販売先が長野県であったり、東北であったりで遠方が多い。どうしてこんな商品を選ぶ機会があったのかと考えるとネットしかない。配達日指定で届けられるのもミソである。つまり、娘夫婦はネットで記念品を買う傾向にあるということである。これが時代の買い物スタイルなのだろう。わざわざ出かけて行って、交通費を払って、人込みの中を思い悩むことはない。ある意味、ネット購買で十分なのである。

 政治でもそうである。何かの問題が国会で議論され、それが報道を通じて論評されていても、議論の流れをみていると、どうも普通ではない流れになっていると気づくこともある。流れに掉さすというような強引論もあって、普通の思考では納得できない内容もある。逆流すればするほど、可笑しく感じられる。流れというものはせき止めれば、疑惑の水たまりになっていく。どうだろうか。




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