Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌854号

   経済指数の異変。
 日銀が約400兆円の債権を保有して、政府が無規律に増発する国債を買い支えているということは誰もが知っている。これはニュースで報道されるから、特別に目新しいことではない。聞き流している。しかし、こうした現況が将来において、どのような結果をもたらすかについては真剣に考えることはない。日銀が債務超過に陥るかもしれないという評論家の危惧も解説されているが、こうした視点にも一般国民は無関心である。心配したところで金融経済に関する限り避難場所がないからである。

 風水害や地震が起これば、地方自治体が対策を立ててくれるが、金融災害の避難場所はない。こうした事態になれば、どうすればいいのかというノウハウすら研究されていない。皆さん無関心、無防備である。金融経済災害は必ずやって来る。資本主義は永遠ではない。社会主義は崩壊したからと言って、資本主義は万能ではない。では資本主義の欠陥を是正するにはどのような対策なり、政策を立てればいいのか。誰も解決策を持っていない。第一に資本主義の危機なるものが、どのような現象として具体化してくるのか、はっきり分からないからである。

 一つの思考の手掛かりはある。それは常識的な思考パターンが崩れる時である。為替相場を例にすれば、円安になれば、株価は上昇していく。これは日本の企業の輸出競争力が有利になるからである。ところが、この常識が通用しなくなる状況が出てくる可能性がある。つまり、円安⇒株安のパターンが現れてくる状況である。円が売られ、企業の輸出力が弱ってしまうことである。起こり得る不安現象なり。

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2017/07/06 20:58
ごま塩ニシンさん、こんばんは。

まあ、私は経済はまったくわかりませんけれど・・・
大学の教養課程で、経済学は履修しました。
でも、そのときの内容と現在の現実の経済動向は、まったくリンクしません。
それはもちろん、経済学の基礎中の基礎という面から、現実とか解離しているというところはあるのでしょうけれど、それ以上に、現在の経済自体が理論的に説明できないところにきているというのもあるように思います。



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