Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌863号

   義弟を見舞う。
 片道約2時間かけて労災病院へ見舞いに行ってきた。意識は戻っていたが、上手にしゃべられない。頷いて、口をもぐもぐさせるだけで、言葉は聞き取りにくい。リハビリはこれからだ。左が麻痺している。リパビリで頑張るしかないだろう。倒れたのが2回目なのでリハビリにしても相当に難しいかもしれない。やるしかない。いろんなことが浮かんできた。自分も義弟と同じように、何時倒れても不思議でない。寿命というものは、分からない。次の瞬間、どうなるか不明である。

 生きるというのは、ある意味、アバウトである。なんとなく生きている。健康診断という検査体制ができているから、数値に異常が出ているかどうかで、自分の健康状態の概略を知って、アバウトに納得しているだけである。何時どこで、今動いている臓器が異常になってくるか、先のことは分からない。いずれにしても、人間は何時かは死ぬ運命にある。永遠には生きられない。医者が長生きしているかと言えば、決して、そうでもない。医者の不養生という言葉もあるくらいだから、職業で人は生きている訳ではない。

 何で人は生きているのか、これは、もう偶然かもしれない。遺伝子で生きているという人もいるかもしれないが、遺伝子だって時間と共に劣化していく。物すべてが劣化していく。半減期というものが物質にある。物質世界は劣化していく。宇宙も星も劣化していく。劣化しないものが、有るのだろうか。こう考えると、劣化を防ぐのは再生である。劣化し、消滅し、再び、あのビッグバンがやって来るということだ!




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