Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌926号

   以前にも書いたが・・。
 喫茶「B`O」が来月10日に店じまいする。店名はお客様が、ぼーとしてもらえる喫茶店でありたいということらしいが、閉店のやむなきに至った。詳しい事情は不明であるが、閉店ということなので、なるべくコーヒーを飲みに行くことにしている。自家焙煎の店らしく豆の匂いが充満している。この店は第九代開化天皇陵を見渡せる場所にあって、静かである。読書をしたり、ぼーと考え事をするのには最適である。

 閉店と言うことに感傷的になるのは、私自身の体験からである。商売をする以上繁盛するか、閉店するか、どちらかしかない。閉店となると、借りている部屋の整理が大変である。飲食店の場合、厨房設備などに資金を出しているから、撤退するにしても資金が要る。残るも地獄、去るも地獄である。努力を重ねた上での撤退になるから、やっぱり寂しい。これは商売だけでなく、長年勤めた職場を去る時の気持ちとも重なってくる。私も事務所を整理するに当たって、大きなカウンターテーブルを菓子製造の業者に引き取ってもらった。文房具やコピー用紙も欲しい人に貰っていただいた。ファックスも誰かに引き取ってもらった。

 中古の事務用品販売店があるので損傷がなければ、この業者に頼めば、引き取ってくれる場合がある。但し、古くなったロッカーや机椅子は引き取り手を見つけることは大変である。最終的には市に頼んで有料で処分するしかなかった。電話やネット回線の処理もある。部屋が奇麗になり、掃除をして感慨深く、感謝の一礼をして事務所のオーナーに鍵を返しに行ったことを憶えている。このオーナーも理解のある人で何度か旅行に行ってくれた。「残念ですな。もっと、いてもらいたかった」と言ってくれたことが最後の挨拶になった。先日、散髪屋に行ったら、同業者が一軒なくなりましたと店主が言った。バブルの時に借りた家賃が続いていたので経費倒れですわと嘆いた。賃貸の場合、経済事情が変わっても、値下げは難しい。借りている場所を変更し、安い家賃の所に移転するしかない。商売止めたら、ぼーとしてください。七転び八起きという諺があるが、再挑戦するにしても体力がいる。お疲れ様。

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2017/09/21 20:48
こんばんは。
今日は朝からいいお天気でしたが
夕方大雨が急に降ってきて前が見えないくらいでしたが
ひとしきり降った後
からりと晴れ上がりさっきまでの雨は…?と思うほどでしたw

娘たちのテストが終わり、二人で点数の報告と
反省点を話し合っていました。
本人達的には思わしくなかった様子ですw
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2017/09/20 18:40
母が喫茶店を始めた時は大工さんが
どこかのツテで中古ですがテーブルと椅子を持ってきてくださいました。
閉店する喫茶店から安く買ってきたという話でした。
コーヒーを飲みに来たお客様が椅子とテーブルの
前のオーナーだったらしく「懐かしいなー」と
お話してくださいました。そんな奇跡的な偶然もあるものですw

そういえばごま塩ニシンさんは演歌好きだったのですね?
奥様に付き添われるとはお優しいです(*^-^*)




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