Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌948号

   タイムホールの男。
 約40年前のノートを整理していたら、断片的なメモ用紙が沢山出てきた。その中の「タイムホールから帰還した男」という見出を付けたメモを紹介する。たぶん、小説の構想をメモしていたのだろう。商社マンの藤森は罠にはめられ、元銀行マンの金融ブローカーから後頭部を殴られて、意識を失う。この頭部打撲で失神している間に藤森は「貨幣のない記帳社会」に暮らす夢を見ることになる。

 街の風景は蜂の巣のような建物が並んでいた。ブリューゲルの描いたバベルの塔に似た巨大な建物の一角で藤森は建築資材の運搬をさせられていた。仲間の話によると建物の高さは三千メートル以上になるという。見上げれば、上階に雲がかかっているから、最上階は見えないが、建物のあちこちに雷が落ちて損傷したのか、それとも爆弾でも落下したかのような大きな穴が開いていた。破損した建物を改修するための資材を藤森は運ばされていた。

 資材の集積場に着くと上階からクレーンが降りて来て、資材を吊り上げていくのであった。同僚に聞くと、建物には作業員は滅多に入れないといった。地震が起こって建物の被害が大きな場合には、運搬人が多数いるので損傷現場まで作業員がクレーンで吊り上げられたと説明してくれた。夕方になって作業を終えると、監督者から作業帖にハンコをポンポンと10個押された。作業員は公園のような広場へ出て、屋台店で好きなものを食べることができた。費用の支払いは作業帖に押印されたマークに✖印をつけられて、消費した分量を消去されるのであった。メモはここまでしか書いていない。この続きを考えられぬまま今日に至っている。

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2017/10/15 10:46
ごま塩ニシンさん、おはようございます。

今日も雨です。
お洗濯物が乾きにくくて困ってます(>_<)
まあ、リアのお庭の水撒きはしなくていいのですけれど(笑)
こちらは資源回収、第1、3火曜日なのですけれど、雨天中止なのです。
この前の3日は雨で流れちゃって、この分だと明後日も怪しい・・・
最近は私も緊縮財政で、お買い物あまりしていないので段ボールはそんなにないのですけれど、新聞はたまりますものね・・・
明後日も中止になっちゃったら、1か月分たまる・・・
・・・やばいです(>_<)

来週は選挙ですね。
あ~、また「消去法選挙」になっちゃうのかしら・・・?
困ったわ・・・

1日雨みたいなので、今日はお家でゆっくり過ごします。
それでは、今週もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
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2017/10/14 18:16
ごま塩ニシンさん、こんばんは。

お久しぶりです!
今日は午前中だけお仕事で、3時頃帰って来ました。

貨幣のない世界。
ある種のシミュレーションですね。
パラレルワールドとして、いろいろな世界を考えてみることができます。
現実世界との対比。
そうして、今の世界の矛盾点、改善点が明らかになっていくのかもしれません。

・・・なんだか、夏目漱石の「夢十夜」みたいですね(^^;)
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2017/10/14 13:27
昔の作品なのですね?
続きが突然閃く事もあるかもしれませんね。
私も娘達と架空の話を何話か作った事がありますが
(子供らしい動物もののお話ですが) 
挿し絵もしておきながら途中で終わっています。
続きが閃かないかなとまだ大事にとってあります。



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