Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌976号

   指導権について。
 家でもそうだが、誰かが先導している。家庭ではパパではなく、お母さんだ。お母さんが反対すれば、全てのことが前進しない。家庭以外の組織では、名目の長がいても、補佐役のお母さん、いわゆる女房役がいるものである。政府で言えば、官房長官である。会社でも行政でもそうだが、権限のある立場と権限のないものとでは意見を述べるにしても、言葉の重みが違ってくる。代表権のある社長と代表権のない会長とでは、物事の決済にあたって大きな違いが出てくる。つまり、代表権がなければ、評決に参加できない。反対か賛成かの挙手ができない。

 組織のあるところ必ず指導権争いが出てくる。提案権、採択権を誰が握っているのかによって、組織の方向性がガラリと変わってくる。会社では取締役に昇進しない事には組織運営に参画できない。ここでも指導権争いがあるから、重役になって日常の運営に指揮をとらなければならない。やっぱり社長職が一番いいか。自分の思いを組織に反映させることができる。役所でも同じことで部局長というポストが実務のトップに君臨している。いくら市長の意向があっても、部局長にそっぽを向かれては運営ができない。宗教組織や政治組織も結局は同じことで、トップの権限を持っている人が一番強い。

 組織には「根回し」というものがある。上の意向を忖度(そんたく)して中間管理職が下部組織の意見を事前に聞いて、上の意向を部下に、それとなく浸透させていく操作である。日本の社会は「根回し社会」と言われている。一人の権限を持った人の意見をグルグル、組織の中を渡り歩いていく。まるで忖度の渦巻きだ。

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2017/11/12 15:27
ちは、大枠、現代って、家庭が無いと思う。全部、「世間」。
甘え としては、もう、認証欲求は、世間を敵に、回してでも、認めてやる。まで、来てるかもよ。
なんか、誰が、親でも、子でも、社長でも、よい感じでしょ。
昔、彼女の家に電話したら、おやじが出るから。の距離が、20歳で、なくなるのは、もう、自分で、世間と、処理しろ!ということで。親の責務ではない。
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2017/11/12 09:32
ごま塩ニシンさん、おはようございます。

不思議なもので、組織ってそれなりに大きくなると、必ず勢力がふたつできるんですよね。
それがいいのか悪いのか・・・
いい方向へ向かうとすれば、お互いに切磋琢磨するということなんでしょうけれど、大抵、足の引っ張り合いで悪い方向へ進むような・・・?

根回し。
日本独特の現象です。
日本へ派遣されてくる外国人の方にとっては、どうにもわからないもののようです。
これも、いいのか悪いのか・・・

部門長も、名目上の長と実質の長といたりするので、こちらもよくわからなかったり。



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