Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌987号

   組織とは何だろう。
 人はどこかの組織に所属して生活している。どこにも属していないと宣言する人があるかもしれない。これは意識していないだけであって、組織に無縁であるわけではない。なぜなら、国籍がある以上、日本人であり、日本という大きな社会組織に依存している。収入を得ようとすれば、会社という組織に勤めなければならない。職を持たない人もいるかもしれないが、遊んで暮らせるわけがない。何か事件があって、無職と報道されたりするが、失業状態なのか、一時的に遊んでいるのかは別にして、貯金でもない限り毎日の生活はできない。

 働いていない年金生活者にしても、年金機構という組織があるから年金が振り込まれてくる。万引きとか、泥棒をして生活している人がいたとしても、スーパーとか会社という組織があって金を稼いでいるから、物品のあるところへ盗みにいける。犯罪を犯して警察に捕まり、刑務所に入れられるが、これらは治安を維持するための国家機構である。だから、好むと好まざるにかかわらず、組織から離脱することはできない。組織から縁をきりたいのであれば、ロビンソンクルーソーになるしかない。何も持たずに無人島に行ったとしたら、食べるものもなく病気をして死ぬだけである。

 組織からは離れられない。これは人間が長年の歴史の積み重ねとして、生活をしていくために必要なものとして巨大な組織を作り上げてきたからだ。社会とは、言い換えれば、人間生活の巣窟である。カフカの『城』や『審判』を読んで、若い時から、現代社会の複雑な組織について常に疑問に思ってきたところである。組織とは人間の集団であり、そこから生み出される巨大なエネルギー即ち力である。殺人や犯罪を犯すと刑務所に収容される。こうした仕組みを作り上げてきた。小さな組織、大きな組織それぞれに頂点にいる人物がいる。この人物には周囲から支持されて特別な権限が与えられている。権力者は錯覚して、与えられた権限を自分のものとして使うことがある。これは独裁だが、組織には運営上の錯覚が常にある。組織から負託された権限を自分個人のものとして行使する、いわゆる公私混同が横行する。こうした組織を清浄することは、はっきり言って、至難の難題である。

アバター
2017/11/25 10:13
おはようございます。
いよいよ新潟もチラチラと雪が降り出してきましたよ。
雪掻きがキツイのでお手柔らかに。とお空に向かって話しておりますw
アバター
2017/11/25 08:15
こんちは
こういう思考も、何週目だろう。
逆なのが、あのオーム真理教だった訳で、結局、隠れ、失禁で、いまだ、妄想の世界にいる。
もう、山一証破綻はたんから、限界なんだよ。
きっと、総理も、年下よ。に、私なるんだろうな。
悟り!「使い方」です。全部。



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