Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌1048号

   慌ててしまった!
 何をあわてたのか。嫁さんがiPadの写真を見ていたら、知らない写真が入っていると言い出したのだ。私、こんな写真は写したことがない。何で、こんな写真が出てくのだろうというので、覗いて見ると、それは法務省の管轄の少年刑務所が廃止となるに当たって、市民に公開された施設の写真であった。この施設の見学会に町内会より案内があったので、私が見学して、撮影してきた施設内の写真であった。この施設は廃止となることによって、民間企業に貸し出され、ホテルに用途が変わることになっている。この意味で施設の写真は貴重な記念写真であり、価値のあるものである。

 しかしだ。私がiPadで撮影したのは私自身が持っているiPadである。女房殿のiPadではない。私のパソコンをキイにして女房のものと、私のものとiPadが2台あるのである。だから、私がiPadで撮影してきた施設の写真が、自動的に女房のiPadにも移動しているということである。共有されているのだ。この事実を知って、私は慌てた。ややこしい写真でなくてよかったというのが正直な感想である。皆さん、iPadを女房と別々に2台持って、妻が知らないだろうと思って、余計な物を撮影しておくと、知らぬ間に女房のiPadに写真が移動している、この事実にご注意されたし!

 私が「自作小説」で書きたかったのは、情報端末は油断がならないということである。パソコンを立ち上げると、いつの間にか、ニコッとのトップページになっているのも不思議である。ある意味、私にとっては便利になっているのだが、何の操作もしていないのに、自然となっている。カラクリがあるのだろうが、牧歌的な次元ならいいが、他人に覗かれ、知らぬ間に情報が漏洩している事態も出てこないとも限らない。『新快アウトプッター』は盗聴器をきっかけに起こる恐怖を小説に書いておきたかっただけだ。




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