Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌1387号

   原点に返って考える
 悲惨な事件が起こるたびに、どのようにすればいいのか迷う。何が欠けていて、何が原因なのかと深刻になってしまう。人間と社会そして自然、この三要素の循環が大切ではないかと思う。人間と社会=社会と自然=自然と人間、この相互作用で人類は動いている。ところが人間といっても、一般的なことではなく、一人の個人においても精神と肉体の関係があるから単純ではない。社会といっても家族、地域、企業や各種の組織というものに分かれていくから、何が、どのように作用しあっているのか見極めるのは難しい。とにかく会話をすることである。ところが、ちょっとしたことで感情がこじれて、「あいつとは話したくない」と断定してしまうと暗礁に乗り上げてしまう。こうした例は案外に多い。言葉は意識の交流手段になるが、武器のような弾丸にもなる。軽く言ったつもりでも、恨みをかうことにもなる。やっぱり、何事によらず礼儀をふまえた誠実さだろう。ところが、経済が順調にいっていないと、とんでもない事態に発展する場合がある。社会は経済問題でもある。経済を維持すために人間の社会的行動がある。この意味からも米中の対立、イスラム諸国での宗教上の対立や核兵器をめぐるロシアとアメリカの対立などが人類社会の平和な交流の妨げになっていることは事実である。譲れないものを、どのように譲歩していくのか、この解決策を提案しない限り、いつまで経っても平行線である。




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