Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌1400号

   微笑むニュースなし
 世知辛いというか、殺伐としているというか、心を和ましてくれるニュースがない。これは経済が悪いからだと思う。経済成長が一部の企業に偏っている。50年くらい前の頃、私の20歳代の時代が懐かしい。あの頃は物が豊富ではなかったが、いろんな企業があった。何かアイデアが浮かんで独立して商売をする人が多かった。製造業でもサービス業でも独立心が旺盛であった。最近の経済状況は完成品の輸入が多くなったというのが特徴である。メイドイン・ジャパンの比率が少なくなってきた。これは日本の資本家が資本を海外に投資して、国内に投資しなくなったからだ。資本は海外で稼ぐようになってきた。この傾向がひどすぎる。生産だけでなく、販売網も独占が進み過ぎている。つまり、一握りのメーカーが一握りの独占的販路で商売をすることが普通になってきた。ソフトウエアはこうしたシステムを仕上げる道具として活用されているが、これも一握りである。こうした偏り世相は、やがて修正される歴史がくるだろうが、相当に社会状況が疲弊してこないと不満の爆発は起こらない。政治も、社会改革をするわけではなく、官僚社会の忖度に依拠して、何の具体的な政策も推し進めないで憲法問題を俎上に上げようとしている。昔は暮らしに活かそう平和憲法というキャッチフレーズを目にしたものだが、こんなコピーも流行らなくなった。だが、憲法を、いくら、いじっても暮らしは良くならない。すべてが淀んできた。




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