Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌817号

   自虐思考の座標軸。
 反省して自身で己を叱る。ロシアの鞭刑は有名。愛のムチとかアメと鞭というような言葉がある。要するにフニャフニャな性格を鞭で叩きのめして、精神を入れ替えようとするものだ。ところが、これが逆効果になる場合もある。恨みをかってしまえば何もならない。相手を痛めつけるということではなく、自分で自分を鞭打つということがある。例え話ではなく、実際に自ら鞭打って、一種のエクスタシーにしたる。こうした宗教があるかもしれない。自爆テロもこの範疇に入るのかもしれない。洗脳されて、相手の言いなりになっていく。

 目の前で何かを実行しようとした時、過去の経緯が脳裏をかすめる。これは経験的な不安要素である。以前のように失敗するのではないか。やっても、同じ結果しか出ないのではないか。先へ進むより、過去の失策した事例が目の前に浮かんできて実力が発揮できない。試験や面接を受ける時、のぼせてしまう現象である。緊張するとダメになるタイプである。私などは、この典型である。冠婚葬祭が苦手なのは、決められた手順通りに出来ないからである。緊張の連続になってしまう。野球で言えば、ノーアウト満塁のピンチ。サインも分からない。筋肉が硬直して球筋が決められない。監督がピッチャー交代を告げる。

 本人の心理はいかばかりか。しかし、このピンチを三者三振で冷静に切り抜ける沈着冷静な心臓の持ち主もいる。緊張が好きだという人もいるのである。やっぱり、訓練なのだろうかと思う。いくら訓練しても、駄目な奴は駄目。自ら鞭打っても、傷だけ残るだけなのか。やっぱり、人は努力次第。やっただけは進める。神様は見てござる。何も孤独に浸る必要はない。努力と工夫をした分だけ前進できると信じたい。




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