Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌990号

   ネット社会の盲点。
 ネットほど便利なものはない。何が便利かと言えば、繋がるということである。しかも、世界中いたる所に電子機器がある限り、無限に繋がっていけるということである。これだけではない。これからはIOT(物のインターネット)の時代に入っていくから、すべての物に電子部品が組み込まれて、人工知能(AI)を持っているということになる。人工知能にはソフトが仕組まれている。これが問題なのである。ソフトは都合が悪ければ、書き換えることができるからだ。

 ネットを使って、物に埋め込まれたソフトを書きかえられたら、想定外のことが発生するだろう。極端に言えば、役に立つはずのものが悪人に豹変してしまうということである。監視カメラは侵入者の姿を捉える役目であるが、このカメラにハッカーが侵入して、監視カメラの映像を盗んだとする。ビルに出入りする人の状況を監視員以外の人が覗いていたならば、どのような結果になるだろうか。人の出入りの手薄な時に強盗に入られるかもしれないし、ビルの入退出の人物の顔が盗み出されることになりかねない。公的な施設に誰が訪ねて行き、誰と出て行ったか?

 道路には無数の監視カメラが設置されているが、これらのカメラがネットで結ばれれていたとするならば、特定の人物を指定しておけば、コンピューターが自動的に特定の人物の行き先を追跡していくことも不可能ではなくなる。風呂屋にも置き引き防止の監視カメラがあったとする。ところが受信した映像を蓄積するデータに操作を加える野郎がいたとすれば、第三者に流れる可能性も出てくる。繋がると言うことは非常な危険を伴うということである。油断のできない怖い時代になる。




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