Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌1369号

   美しい物の最期。
 八重桜の花びらが今日の強風で激しく舞い上がっている。周辺が花弁だらけ。たぶん、ご近所に迷惑をかけているのではないだろうか。恐縮のいたりである。自然のことながらお許しあれと言いたい。美しい物の最期は、やっぱり美しくありたいです。人生の最期は笑って死にたいというのが希望ですが、この一方で美しく死にたいという願望を抱いている人もあるだろう。最後だけは飾りたい。こう願う人も多いのではないか。だが、死んでしまえば、後のことは分かりません。確実に灰にしてもらうしかない。土葬の時代は猟奇小説にあるように埋められた棺桶の中から息を吹き返して、この世に出て来たという奇跡があったらしい。灰になれば、見た目は物質になるから、生命体でなくなる。この世から、おさらばしたつもりでも、霊魂は気体となって彷徨うともいわれている。古代神話にあるように、あらゆるものは気の結合によって成り立っているという考え方である。生命は地球独自のものではなく、宇宙のものと考えると、人間は地球で生まれたのではなく宇宙からやってきた。宇宙に漂う気によって育成されたと考える人がいても不思議ではない。こうなると美し物の最期は宇宙への帰還かもしれない。羽衣伝説、竹取物語、鶴の恩返しなど天空に昇天していく生命の最期は昔から人々の憧れだったといえないだろうか。

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2019/04/28 09:48
ごま塩ニシンさん、おはようございます。

ドイツの世界的なピアニストで、ヴィルヘルム・ケンプという方がいらっしゃいました。
その方が、生前、こんなことをおっしゃっていました。

人の魂は 天より出でて 天に還る
そしてまた地に降り 流転とどまることなし

これはおそらく、真理に近いのではないかと思っています。
私は、人の本質は光、エネルギーだと思っています。
(好きな言い方ではありませんけれど、人によってはこれを「霊」というのだと思います。)

物理学では質量・エネルギー保存則があって、人のエネルギーは宇宙の中で永遠に保持される・・・
そんな風に考えています。



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