Nicotto Town



昨日の報告

 全然外れなかったメスシリンダーの蓋は、昨日の夕方、副長が木槌で口の周囲を叩いていたら、「ホンッ!」と音を立てて外れたそうです。


 昨日は15時からの説明会に出ていたので、その報告書をまとめていました。
 その説明会の内容は、生物応答を利用した新しい排水試験法。
 現在の排水試験は、個々の有害物質の基準はクリアしているので排水は清浄化されています、と言われても住民視点からは納得しにくい。


 と言うことで、すでに海外でも導入されている生物応答を利用した排水試験が検討され始めていると。
 実際の法制化は、平成26年度以降で、現在の所、基準値もまだまとまっていないうですけど、この試験法だと、視覚的にも解りやすいし、現在の試験法では検出できない有害物質同士の相互作用(相加・相乗・相殺)や未知の有害物質による影響も検出できるといいことずくめ・・・、なのですが、検査をする側はかなり面倒。


 検査には、受精直後のメダカの卵とか、生後24時間以内の雌のミジンコを使います。
 そう、検査に用いることが出来るタイミングで確保するのがかなり難しい。
 そして、ミジンコの場合、5段階くらい希釈して各希釈段階を10検体ずつ用意した排水に10匹ずつ入れるので、500匹確保しないといけないのと、そもそも小さなミジンコを10匹間違いなく捕まえるのはとても難しい。


 アメリカでは、ある程度対象となる企業規模を絞っているのですが、韓国ではほぼ全ての企業が対象となっている上に、年数回~毎月報告しなければならないのに、検査を実施できる検査機関が少ない。
 そのため、検査機関は大混乱。


 どのみち、現在の保健所の設備では、無理!


 ちなみに韓国での検査コストは、競争相手が少ないこともあって、日本円にして1検体当たり90~100万程度するとか。




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