Nicotto Town


すずき はなこ


「昆虫博士養成コース」爆走中!

おはようございます。
ガキどもが、起きてこないうちに日記書いておきます。

昨日から始まった「昆虫博士養成コース」で、
10人の子供たちと、博物館の専門学芸員が、
「会員制海洋レジャークラブ」に合宿しています。
まだ、今日の日程を残していますが、
もう・・・バテバテです・・・。

ガキども10人預かるなんて、ハンパありません。

アメリカ製の大人7人入れるジャグジープールを設営していましたが、
誰かが、ボディシャンプーを放り込んだらしく、
エライ状態で、辺りは戦場跡のような有様です。
そういえば、ジャグジー付近は、阿鼻叫喚が聞こえていたなあ。
思いっきり暴れていたようです。

夜間昆虫採集が始まる頃には、
遠雷が聞こえ、時々稲光が見えました。
一応、あらゆる危険を想定しますので、
落雷の危険から、ライとトラップは半分中止。
(発電機を使うライトから、ブラックライトの懐中電灯に変更)
キャンプ場に、ライとトラップを設置しましたが、
子どもたちは、虫が集まるまで、また山に入っていきました。

元気だわー。

今年の合宿では、特別ルールが1つ増えて、
「肝試し、禁止」なんだそうです。
誰が、肝試しなんかやったんだ?
それ、ホンモノだったんじゃないの?

今日の予定では、いよいよ昆虫標本を作る作業です。
昆虫標本というのは、本当は、捕らえてきた虫を、
2,3日かけて乾燥させてからでないと作れないのですが、
うちは毎回、大型温風循環焼き付け型乾燥機を稼働させます。
で、一晩で、カラッカラにしますが・・・
この乾燥機が動いているときは、
廃棄熱がハンパありません。
おまけに薬品の臭いが充満し、事務所中が標本箱みたいになります。

キツイわ。

そして、今回の合宿では、
特別に参加者全員に桐製の標本箱が、プレゼントされます。
3000円の合宿費用のうち、
2000円弱が、この桐の標本箱代でした。
(晩ゴハンの弁当代が690円!)
毎回、大赤字の「昆虫博士養成コース」教育合宿です。

でもね、
うちのNPO法人学術団体としては、
この合宿だけは、止めるわけには行きません。
所得格差から生じる教育格差、子どもの貧困、
そんなことを考えると、
自然科学の世界では、興味を持ったものに、
お金の心配から、足が遠のくという事態を放置するわけにはいかないのです。
そのために、わたしたちNPOは、
あらゆる媒体を検索して、
助成金申請を片っ端からやってきました。

今回の桐の標本箱も、
和歌山県の助成金申請が通ったからです。

ガキども。
可愛いです。

小学校5年以上、中学生までですが、10人。
それぞれに個性的で、
もうすでに研究者になる素養を見せているものもいます。

毎年恒例の、この教育合宿、
本当に教育されているのは、わたしたち大人の側だと思うのですよ。
大型ジャグジーを戦場にされても、
布団や、熱中症対策に追いかけられ回されても、
この子供たちの、屈託のない笑顔が、
わたしたちに、1年分のエネルギーを充電させてくれるのです。

さー、今から、朝食の用意、
もう一息!がんばりますっ!

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2018/07/27 10:57
子供たちのお世話、ご苦労様です。
若いエネルギーを吸い取っちゃいましょう。 (*^^)v
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2018/07/27 09:55
小さいころの好奇心は大事ですよねー。
大人の都合でそれが摘まれてしまうのは
できるかぎり避けたいと私も思ってます。
はなこさん、尊敬ーー\(^o^)/
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2018/07/27 08:12
夏休みはお子様達がいらっしゃって、賑やかそうですね。
お子様達が怪我されぬよう気を付けてほしいところです。
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2018/07/27 06:32
おつかれさまですー(; ̄ー ̄A
子供達の様子が目に見えてくるようです…(*´ -`)~3
終わるまで気が抜けないと思いますが、ガンバレー(* ̄0 ̄*)ノ

肝試しって…:(;゙゚'ω゚'): 洒落にならん(昆虫採集どころじゃなくなるw)



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