Nicotto Town


すずき はなこ


洋子さんのこと。(みんな貧乏が悪いのかの続き)

なぜ、わたしが、洋子さんのことを、ここまで見続けてきたのか・・・、
それをちゃんと、お話ししないと、
これは片手落ちなことになります。

洋子さんは、九州の普通の農家に生まれ、
両親、兄弟5人という幼少期を送られました。

物心ついた頃、お母さんが病気になり、
お父さんは、田畑、家、山すべてを売り、
病気の治療費に当てましたが、
財産一切、きれいに無くなったのを見届けるかのように、
お母さんは、亡くなられてしまいました。

田舎になんの未練もなくなったお父さんは、
子供たちを引き連れ、
大阪の通天閣の下、あいりん地区と言うところに流れ着きました。
安アパートを二つ借り、
男のお父さんと弟、あと女のお姉さんと、妹、そして洋子さんが住みました。

一生懸命お父さんは、働いたのですが、
子供5人をかかえていては、
働いても、働いても生活は楽にはなりませんでした。
そのうちに、疲れて帰ってくるとお酒の量が増えだしました。
そればかりか・・・

たいへん残念なことですが、
お父さんは、酔うとお姉さんたちに、
亡くなったお母さんの面影を見つけ、
夜な夜な、女の子の部屋に入っては・・・
考えただけで恐ろしいことです。

とうとう子供たちは逃げ出し、
昼は、打ち捨てられ、廃車になっていた車に隠れ、
夜は、近所の酒屋にビール瓶を盗んでは、売りに行くの、繰り返し・・
2週間ほどして、警察に捕まったときは、
子供たちの足は、糞かき棒(昔、農家の肥え溜めに使っていた)のように、
真っ黒になっていたと言っていました。

それから、みんな養護施設、当時、孤児院と言われていました、
そこに収容されるようになったのです。

そう、洋子さんは、普通の家には育ってはいなかったのです。

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2014/08/27 23:58
「難民高校生」の問題を解決しようとするNPOがありますけど、
現実を知らない国民が多いような気がします
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2014/03/22 01:13
「不幸」でかたずけてしまっていいのでしょうか・・・。
この、父親が人としてアカンのです。弱いのです。
酒に逃げて、親であるのに、あろうことか娘に・・・。男としても屑野郎です。こんな親の元に生まれてきた子供たちこそ不運です。まったく、神も仏も居ないんだな。いるんだったら「何やってんだよ?どこ見てんだよ?」と言いたい。
「親」はもっと、もっと、子供に責任を持て!子供に恥じる生き方をするな!
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2014/03/21 22:04
気づかずに飛ばして、読んでしまいましたw

不幸の連鎖ですね。。。
お父さんに、なにかしら生活の援助があれば、違ったのでしょうか・・・
孤児院がまったく救済の役割になっていないという、
小さな子供には、どうすることもできないですね・・・・
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2014/03/21 20:06
心が痛くなります
誰も落ちたくて落ちたわけではないのですね



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