Nicotto Town


すずき はなこ


「極楽」会社説明会

「会員制海洋レジャークラブ」の経営形態ってどんな?
と、いう直球ストレートなご質問を頂きました~♪
ありがとうございます。

「会員制海洋レジャークラブ」、
経営の基本は、じつは駐車場なのです。
簡単でしょ。

国立公園内に1万坪の敷地を持ち、
駐車場部分は1000坪ほどですが、
他に、艇庫(小型ボート預かり)契約があります。

昔は、海の家・釣具屋などを兼ねた食堂もやっていたようですが、
今はコンビニや、幹線道路への大型釣具店の出店ラッシュもあり、
わざわざ仕入れ値の高い釣り具や、弁当などを買うお客様は減りました。
先代(鈴ちゃんのお父さん)の経営時は、
海の家でずいぶん儲かったそうですが、
今は海水浴客も減り、
なにより店の前の道路が閉鎖されたため、
地権者(土地所有権利者)以外の通行が規制されたので、
一般人は通行は不可となっています。

通行不可の道路に面した「駐車場」!?

そうです。
地権者以外は、通れない道路に面した駐車場なので、
土地権利者以外は、入れません。
不思議な駐車場です。
(土地権利者は土地を持っているので、
わざわざお金を払って駐車場を使わない)

その頃、わたしは某博物館で地質学・古生物学に携わっていました。
もちろん、うちの土地が、
学術的にも大きな意義のあるところであることは知っていましたが、
地権者以外の通行を規制されたら、
研究者たちは現場へ向かうことができません。
いちいち、県の条例に従った手続きを踏み、
書類を提出しなければならなくなるのです。
こと、行政との折衝においては、
個人の情状など、あってなきようなモノとなりがちです。

で、道路が通行止めになる直前に、わたしたちはNPO法人を立ち上げ、
NPO法人学術団体の研究者たちの便宜を図れるように画策したわけです。
(この作業のたいへんさは想像を絶しますが)

つまり「NPO法人の会員」以外、
駐車場を利用できないことになります。
いえ、逆に言うと、駐車場を利用したければ、
NPO法人学術団体の会員になるしか、方法はないのです。

話しは、一見、飛ぶように見えますが、
大阪湾で、公式に小型ボートを出艇させることが出来る場所は、
ほとんどありません。
皆無と言っていいほどです。
わたしが知る限り、過剰保安庁や、小型船舶振検査機構から
マリーナとしての扱いを受けているのは、うちだけです。
大阪湾で法令違反をせず、小型ボートで海釣りをしたければ、
うちの駐車場に車を停めて、船を出すしかないのです。
(すみませんね。弱小零細ですが独占企業です)

それで、わたしは、
今までの駐車場ご利用のお客様を、NPO法人学術団体の正規会員にしました。

「極楽」でよく見るクソジジイ様は、
近海魚類行動学の権威になったのです。

釣ってきたサカナの中で「ヘンなヤツ」は、
捨てずに持ち帰るが鉄則になりました。
わたしたちは、それを水族館や各種研究団体に、無料で搬入します。
そうすることで、
「釣り人」という個人が、
大きな研究機関に影響を与えるほどの成果を与えます。

また、研究というのは地味な仕事の積み重ねですが、
潮の流れや水温、回遊魚の動きなどを観察するために、
毎日、沖まで船を出さなくても、個人の「釣り人」が、
毎日、複数人沖へ出てくれるということは、
こちらは岸で、データを貰うだけで済むという便利さもあります。

これが相互利益です。

断トツに魚類行動学研究の会員様が多いのですが、
他に、地質学・古生物学、植物、昆虫、鳥類、両生類、爬虫類、甲殻類、天文など、自然科学のすべての分野の研究員が揃っております。
社会活動としては、国際交流、社会人リラクゼーション、環境保全、地域活性などがありますが、
全部、ひっくるめると、
「みんなで、楽しく遊ぶトコ」になるわけです。

経営の在り方としてはどうか、というところが問題ですが、
ご存じの通り、
NPO法人というのは「特定非営利活動法人」、
つまり、儲かってはいけないところなのです。

ここがすごいですね。
すべてにおいて「低価格」になる理由なのですよ。

ですから、わたしをはじめ「極楽」のスタッフは、
全員「弱小零細吹けば飛ぶよな将棋の駒・悪徳不動産株式会社」の社員です。
これは、プロボノというボランティア形態の一種で、
他の会社から出向して、NPO法人の運営に努めているのです。

ね。
見ると聞くとでは、大違いでしょ。
「会員制海洋レジャークラブ」
結論は、みんな「極楽」に入りたがるという理由です。
「死ぬほど、遊べ!」がモットーなのです。

ご質問を頂きました「F]様、
ご納得いただけましたでしょうか~♪

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2018/04/11 10:55
なんか、すごい仕組みですね^^
でも、よく練りこまれているように感じましたw

研究員さんらしいマナーを持ってる人ばかりになりますように^^
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2018/04/10 13:05
大阪湾で私的に合法でマリーナを出しているのは
「極楽」NPO法人の会員だけってわけですね~

NPO法人だから儲けを出せない,見ると聞くとは大違い,うなずけます。
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2018/04/10 10:06
あの人たち、魚の研究員になってるんだw
ものはやり様ですね

でも、山賊チームは、どこに含まれるんだろ
地質とかの研究?
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2018/04/10 09:51
近海魚類行動学の権威様たちのお陰で、
テヅルモヅルに戦慄を覚えたり、ナンヨウツバメウオやマツカサウオに癒されたり、
オニアジ、オニサバ、通常レベルを超えたタチウオ、タイ、カサゴ(?)などなど
面白いサンプルを見せてもらえましたからね~ ( ̄m ̄〃)

黒潮大蛇行の起点になってたり、中央構造線の真上で和泉層群の絶好の調査地点だったり、
後期のアンモナイトが発掘されたり…
人間観察に於いても、ネタが尽きる事はない。
毎日が劇的なのが極楽の良い所なのかもしれませんね。(*^ー゚)b
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2018/04/10 08:35
ここ2.3年の間に、
「うなぎ」「うみがめ」「マンボウ」
などについて学術的な研究をしている方の本を
読みますと、かならず「和歌山県沖」「和歌山の地名」が
登場します。そのたびに、「ああ、はなこさんの所の近くなのかな」
などと勝手に想像しながら、楽しく読んでますー\(^o^)/



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