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koshiのお部屋分家


青海玉樹7.1級地震

3年前の四川地震の記憶が生々しい中国を,またしても大規模な地震が襲った。
今度は青海省玉樹県のチベット人自治区。
青海というと随分西という印象があるが,所謂西域というと玉門関の西と思ってきたので甘粛省だからもっと北になり,新疆ウィグル自治区の手前(つまりこちらから行くと東)ということになり,青海はその甘粛の南西ということになる。
滅多に見ることのない中国の地図を繙いてみると,今回地震の被害に遭った玉樹県はその青海省の南西,四川とチベット自治区に境を接しているようだ。


玉樹の中心部の航空写真を見てみる。
赤茶色の山塊が周囲を囲む盆地で,いつ頃の撮影なのか山々には雪が積もっている。
標高は最高部で4,800mを越え,町の中心部も3,700mある。
つまり富士山頂と同じ高度という山岳都市ということになる。
二本の幹線が交わるT字路が町の中心のようで,大規模な集合住宅が並んでいた。 人口は約27万。
現時点で犠牲者は400人超,怪我人は1万人を越える。
四川の時も,同様な集合住宅が倒壊したが,今回も同様なのだろう。
9割がチベット族ということで,政府がどう対応するかと思ったが,今のところ人道支援は行われているようだ(当然だ)。


チベット人としては,泣きっ面に蜂だろう。
気の毒を通り越している・・・。
一日も早い復旧を願うしかないが,宮城県沖地震同様また起こる可能性が高いという。
天災だけはどうにもならないが,せめて被害を最小限に抑える防災力を高めるしかあるまい・・・。





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