Nicotto Town


koshiのお部屋分家


2010年F1GP-第6戦モナコGP

モナコは特別。
誰もが抱く思いでしょう。
地中海の宝石と形容されるモンテカルロの街は,南に紺碧のコート・ダ・ジュールを控え,まさにF1という欧州産のスポーツの伝統と格調を如実に表しているとも言えるでしょう。
そして,モナコはカジノの街。
命というチップを賭け,現代のジークフリードたちが極彩色の甲冑を纏い,高速の戦闘を繰り広げます。
購うものは栄光。
その為に彼等は1/1000秒に命を賭けます・・・。


昨日のモナコは快晴。
5月は欧州が最も美しい季節と言っても良いでしょう・・・(5月に行ったこと有りませんけど)。
そうした中で,折からの地中海の陽光を受けて光り輝くカラフルなマシンが,瀟洒なホテルの間を駆け抜ける光景は,何と様になっていることでしょう・・・。
街路樹の間からマシンがピットアウトするサーキットなんて他に考えられません・・・。


スタート直後サン・デポーテに殺到するマシンを見て,久々に震えるような興奮を覚えました・・・。
前走車のリアウィングまで,そしてガードレールまで10cmぐらいまで寄っていたのではないでしょうか・・・。
元F1チャンピオンで,インディチャンピオンにもなったエマーソン・フィッティパルディは壁際数cmまで寄ることができる,と新谷かおるの漫画で読んだ記憶がありますが,まさにあれはウォールダンスです・・・。
F1ドライバーの側方感覚が どれぐらいなのか想像するしか有りませんが,とにかくとんでもないものであることは確かです・・・。
スタート直後,トンネル内でラインを外したヒュルケンベルグ(独:ウィリアムズコスワース)がクラッシュ。
セーフティカー導入によって順位を上げたのは,アロンソでした。
このあたりはさすがとしか言いようがありません。
スタートで順位を落としたバトンもガードレールの餌食に。
見た目の華やかさとは裏腹に,如何にこのコースが苛酷であるか,毎年感慨を新たにします・・・。
終盤のバリチェロのクラッシュ,トゥルーリとチャンドックのクラッシュもとんでもないものでした・・・。
市街地コースと言っても,数少ないオーバーテイクポイントであるトンネル出口のヌーベル・シケインの手前では時速300km近くに達するでしょうし,低速コーナーといえども100km超で侵入する訳ですから,少しでもバランスを崩したりレコードラインを外したりすれば,車は大破します。
最後のセフティカー導入のもととなった事故だって,インダクションボックスの無い80年代のレースだったら命が危なかったことでしょう・・・。
また,最後の2つのコーナー,ラスカスからアンソニーノーズにかけてのせめぎ合いも手に汗握るものがありますし,狭いどころではないロウズヘアピンからトンネル前のミラボー~ポルティエといった2つの右ターンも殆どブラインドで(TVゲームでも分かる),とんでもないコーナーです。
頼むから誰もクラッシュするな・・・と思うのも,ここモナコだけでしょう・・・。


しかし,アロンソの作戦はずばり的中して6位入賞。
上記2台のクラッシュによってセーフティカーが先導したままパレードラップによってチェッカーと思いきや,最終ラップ終了間際にセーフティカーがピットインし, アンソニーノーズを立ち上がっての数百メートルでバトルが・・・とU京さんか燐寸が言っていたので(ついでに,狙ってますよハミルトン,とも言っていた),そんなの有りか・・・と思いきや,やったやつが居たんですね・・・兄シュー・・・。
コーナーの立ち上がりでアロンソがふらついた隙を突いた・・・と思ったら,何とアロンソはそのまま終了ということで虚を突かれた形だったようです。
・・・で,兄シューはペナルティで降格・・・。
12位でノーポイントに・・・。
貪欲に前を狙うのはドライバーとして当然と思いますし,あのまま終了と判断したアロンソと赤馬チームも責められないと思います・・・。


・・・ということで,何と赤牛1-2。
速さの際立つベッテルではなくヴェテランのウェバーが連勝。
ひと皮むけた感じがするのは私だけでは無いでしょう。
思えばデビュー戦の02年地元の豪州GPで非力なミナルディコスワースを駆って入賞して以来苦労の連続で,ウィリアムズ時代は全くぱっとしなかっただけに,赤牛での復権は喜ばしい限りです。
赤牛の前身は大猫(ジャガー),さらにその前はスチュワート(ポディウムが映し出されたとき,ジャッキー・スチュワートが居たと思ったのですが錯覚か・・・)。
ですから長足の進歩,というか時代が変わったということでしょう・・・。
あ,3位のクビカは敢闘賞ものでしょう。
やはり只者ではないですね・・・。


二週間後は大西洋の果て,東西の接点イスタンブール。
あの如何わしい雰囲気が何とも魅力的な街ですので,これまた楽しみです・・・。
(うわっ,文字制限ぎりぎりだ・・・。これで丁度・・)

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2010/05/20 22:43
オムロンさん,今晩は。
そうなんです。
個人的に大本命がアロンソでしたから・・・。
しかし,あの咄嗟の判断は凄いですね。
しぶとさこそアロンソの身上なんでしょう・・・。
赤牛の速さは,パッケージングの勝利なんでしょうか・・・。
本家のルノーより速いわけですから・・・。
現段階では,赤牛>銀の矢>赤馬>本家銀の矢>仏黄>印力といった勢力図でしょうか・・・。
もう少し拮抗すると面白いことになるんでしょうけど・・・。
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2010/05/20 22:39
まさるさん,今晩は。
ウェバー,渋いですね。
「南半球のジェームス・ボンド」って誰が考えたんでしょうか・・・。
確かにロジャー・ムーアに似てるか・・・。
デビュー戦で入賞して以来チェックしていましたが,本当に今年は報われて良かったです。
私としてもハミルトンやバトンのような若い連中より,おっさんたちが勝つと嬉しいものがありますね・・・。
アロンソはマシン次第でしょうかね・・・。
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2010/05/20 22:34
ありすさん,今晩は。
生で見られる環境の方が羨ましいです・・・。
クビカを応援している女性って結構多いんでしょうか・・・。
私はあの風貌が何とも気に入っています。
ヴィルヌーブの代わりに出て,カナダで大クラッシュに遭い同地で翌年初優勝,と因縁めいたものを感じてしまいます・・・。
兄シューの灰色裁定,何とかならないものでしょうかね・・・。
もう少しマシンが決まれば面白くなりそうなんですけど・・・。
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2010/05/20 22:29
エリカさん,今晩は。
クビカは本当に良いドライバーですね。
もともとヴィルヌーブの代わりだったと記憶していますが,07年のカナダは見ていて一瞬凍り付き,翌年の同地で感動的な初優勝に興奮した記憶があります。
人材って居るもんなんですね・・・。
来季は赤馬なんでしょうかね・・・。
そうなるとマッサのシートが危ないですけど・・・。

兄シューは灰色裁定でしたね。
ラスト数百メートルのバトルは認められても良いような気がするのですが・・・。
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2010/05/18 21:12
お初コメ失礼しますーヾ(゚∀゚)ノ

凄いレースでしたね。
アロンソがピットスタートでなければ、また違った展開になっていたのでしょうけど・・

ウェバーは本当に強いですね。
激しいバトルを制したという展開はまだないように思うので、今後はそこらへんに期待といったところでしょうか。
そのためには、レッドブル以外のチームが彼らに追いつく必要がありそうですけど(ノ∀`)

現役最強については、まさるさんと同感です( ´ー`)
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2010/05/18 20:46
ウェバーが一気にチャンピオン争いの目玉になりましたね。同年代の俺としては最近20代のチャンピオンばっかりなのでおっさんパワーを見せつけてもらいたいもんです(笑)
でも俺の中で現役最強はアロンソなんですけどね。
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2010/05/18 07:58
モナコ、盛り上がりましたね!!

↓ エリカ様 ♪  私の他にもクビサ応援してくれてる方がいるとは 感激!!

今回は絶叫しながら生放送みて、昨夜は地上波見て・・・インタビューとかは

地上波の方が良いですので・・

あのシューミーの裁定はあれで決定なんでしょうか??

ちょっと不満が残りますね。。。

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2010/05/18 01:31
3位のクビサ 前から応援してるけど
今年はとってもいい走りです。
非力なマシーンで あれだけの走りが
できるなんて 只者であるはずが
ありませんね 恐るべしポーランド人

シュー兄は チームの言葉を信じたのですから
悪くはないと思います
言われたら 誰だって 行ったと思います
アロンソも もちろんハミルトンもね(>_<)




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