幻のF1・・・
- カテゴリ:車・バイク
- 2010/05/27 21:16:32
今となっては虚しい話ではあるのだが・・・。
独ケルンにあるTMGのファクトリーで,幻のマシーンとなったTOYOTA TF110がベールを脱いだ。
私が見たのは,カーボンファイバー地そのままの黒いものと,実走したフェラーリよりも彩度が淡い赤いやつの二種類である。
昨年11月,W入賞したアブダビGP終了後僅か2日でF1撤退を発表し,私を悲嘆のどん底に突き落としたトヨタだが,撤退が苦渋の選択でありぎりぎりまで迷っての決断であった証拠に,2010型マシーンの開発は09年シーズンインを待たずして始められていた。
その際,言わば仮想敵としてブックマークされていたのが空力に優れたパッケージであるレッドブルのマシーンであり,その水準を十二分にクリアしていたという・・・。
今回の走行でステアリングを握ったのは中嶋一貴。
トヨタの撤退と共にシートを失っただけに,今回の走行に対する気持ちは特別なものがあった筈だ・・・。
今季参入の新チームにそのマシーンを譲渡し,ドライバーとして参戦するという噂もあったが,それも叶わなかった・・・。
昨年型のTF109とは大きく異なり,カモノハシのような上下に薄いハイノーズが特徴的で,某雑誌の取材によると速いマシーンのみが放つ独特なオーラが出まくりだったという(久しく買っていないが,この月刊誌を買わなくては・・・)。
本当に虚しい限りであるが,今季このマシーンが我々日本人の夢を乗せてサーキットを疾駆する姿がぜひ見たかった・・・。
いろいろあって興味深く面白い今季のF1であるが,私が今一つ感情移入できないでいる最大の要因が,この「和製スクーデリア」の不在にあるのは間違いないのだから・・・。
BSも撤退ですね。
和製コンストラクターにエンジンサプライヤー,そしてタイヤメーカーも消えた日本に市場としての魅力がない,ということで,日本GPを切り捨てる・・・という可能性はありますね。
そう言えば,90年代初頭にオートポリスでF1・・・という噂があったっけ・・・。
都知事公約のお台場F1は立ち消えか・・・。
(東洋のモナコ,熱海でやるってのはどうだろう・・・)
第三期ホンダは06年のハンガリーで1度,トヨタは2位は何度も獲ったものの遂にお山のてっぺんを極めることなく終わったことが残念です・・・。
去年は上向きだったので,今年参戦していれば・・・とついつい思ってしまいます・・・。
おまけに 来年には、浜島さんもいない??
今年は鈴鹿に行く予定だけど、来年、鈴鹿までなくなりそうで 怖い・・・