2010年F1GP-第19戦アブダビGP
- カテゴリ:車・バイク
- 2010/11/15 20:56:23
スタート直後,スピンを喫した「皇帝」兄シューにリウッツィの印度力が突っ込む-オープニングラップから既に波乱は起きていました。
上位勢は,赤牛のベッテルが1コーナーを征し,後続を離しにかかります。
マクラーレンのバトンは,トラクション良くアロンソを抜き,3位へ浮上。
アロンソは4位に落ち,ウェバーは5位堅持。
それも,セーフティカー導入によって差は無くなりました・・・。
その間にピット作業を終えたチームが上位進出することになります・・・。
さすが編集録画の地上波。
ローリングスタートのスリリングな部分は,
「さぁ,再びスタートとなりました」
で済まされ,どうでも良いような国際映像に切り替わる・・・。
大本命と目されるアロンソはペースが上がらず,5位のウェバーも同様。
やがて,この2人が相次いでタイヤ交換を行ったことで,レースが動きました。
アロンソの前にはタイヤ交換をセーフティカー導入時に済ませたロシアンルーキーペトロフのルノーが,そしてハミルトンの前には同じく黄色いマシンのクビカが立ちはだかることになります・・・。
何度もラインを変えつつコースアウトまでしながら,ペトロフとクビカのルノーを抜けないアロンソとハミルトン。
さらにその速くないアロンソをも捕らえられないウェバーの赤牛。
今思うとこの時点で大勢は決していたのかも知れません・・・。
ベッテルが莫迦速いのは分かっていましたので,あとはアロンソが貫禄でポディウムフィニッシュして3度目のチャンプへ・・・。
と予想していたのは私だけではないでしょう・・・。
しかし,一寸先は闇のF1に於いて,確かなことや決まっていることなど何も有りはしません・・・。
現役最強を誰もが認めるアロンソをもってしても,今年の跳ね馬のマシンは御すことができなかった・・・ということなのでしょうか・・・。
そして,その前に立ちはだかったのは,何と2台のルノーでした・・・。
ルノーから赤馬へ移籍したアロンソにとって,大きな皮肉以外の何者でも無かったということでしょうか・・・。
シーズン開幕当初,私はハミルトンがチャンプを獲ると予想しました。
トルコGPで同士討ちを演じた赤牛には目が無いと踏んでのことですが,シルバーストーンやホッケン,そしてモンツァといったストレートスピードに勝るマクラーレンが有利と思われる高速オールドコースで存外に良くなかったこと,モンツァとシンガポールで2戦続けてリタイヤしたことが最後まで響きましたね。
それはおっさんウェバーにも言えることで,バレンシアと韓国のいずれかで2位に入っていたら,チャンピオンシップがまた変わっていたやもしれません・・・。
しかし,それらの要素を総括してもベッテルの速さが曇ることは有りません。
圧倒的な速さで,今季のチャンピオンシップを盛り上げたことは,やはり称賛に値し,チャンピオンに相応しいと言って差し支えないと思います・・・。
ドイツ人としては兄シューに次いで2人目のチャンピオンの誕生です(ドレスデン空襲で奇跡的に生き残り,事故死後にチャンプが決定したヨッヘン・リントはオーストリア人でした)。
ウィニングラップの際に車載ラジオから聞こえたベッテルの声は歓喜の絶叫でした・・・。
87年にF1の中継が始まって以来,ピケ,セナ,プロスト,マン太郎,兄シュー,デーモン閣下,ヴィルニューブ,ハッキネン,アロンソ,ライコネン,ハミルトン,バトン・・・と多くのチャンピオン誕生を見てきましたが,今回のベッテルの総合優勝が最も晴れがましい感じがしました・・・。
・・・ということで,8ヶ月にわたる戦いが終わりました。
私にとっては「和製スクーデリア」撤退という忸怩たる思いの中でのシーズンでしたが,チャンピオンシップを賭けたドライバー達の意地がぶつかり合い,最終戦まで決定がもつれるという面白いシーズンでした。
そして,それには今回は終盤駄目でしたが,ルーキーオブザイヤー当確の可夢偉の走りに負うことが大きいと思います。
今季も,思い入れのできるF1を感じさせてくれた可夢偉に感謝しつつ,今日のエントリを結ばせていただきます・・・。
多くのプレッシャーや確執に見舞われながらも,チャンプに輝いた実績は,やはりワールドチャンピオンに相応しいとしか言いようがありません。
可夢偉には行くところまで行って欲しいですね。
白い部分の目立つザウバーのマシンですが,大口スポンサーも付くようですし,久々に大化けしてくれないでしょうか・・・。
来年はどうなるんでしょうね・・・。
久々に皆で集まって,あーでもない,こーでもない・・・と,話すのも楽しいかもしれません。
それは残念でした。
私も昨日録画失敗の憂き目に遭い,がっくりきています・・・。
年末に総集編の放送有ると良いのですか・・・。
もしかすると3位・4位キープで十分だから・・・というマージンから来る油断・・・否こんなもんでいいか・・・といったものがあったのかな・・・,だから消極的でコンサバティブな作戦を・・・などと考えてしまいました。
ローリングスタートでも上位に迫れなかったということは,マシンのセットアップや当日のコンディションも悪かったのでしょうか・・・。
同様のことはおっさんにも言えますね。
ペトロフを捉えきれずコースアウトを繰り返すアロンソに追い付くチャンスは有ったはずなのに,できなかったということは,今一覇気の感じられなかったレース内容から察するに,やはり調子が良くなかったのかも知れません・・・。
来年はどうでしょうね。
エンジニアリングに長け,エンジンパワー抜群のマクラーレンが席巻しそうな予感がしますが,その前にストーブリーグです・・・。
クビカの活躍は今季も見事でしたね。
始まりは06年,ヴィルヌーヴの代役だったと記憶していますが,ポーランドというF1の土壌から離れたところでトップドライバーに登りつめた才能は,次代の担い手として資格十分ですね。
願わくは赤馬入りして・・・というのも面白いと思うのですが・・・。
可夢偉くんの走り,一昨日は残念でしたが,私にF1を見る楽しさを蘇らせてくれました。
来季に大いに期待です・・・。
勝利後のベッテルの表情が、初々しいとゆーかモノ凄く素直に感情を爆発させているよーでヨカッタです。
俺的にも一昨年ホンダが撤退したコトで、序盤はイマイチのめり込めなかった感がありましたが、終わってみれば大接戦で、総じて楽しめたシーズンでした。
中でもやはり日本人であるカムイ君の活躍が大きかったですね!!
来年はさらに飛躍できるコトを祈っております☆
一番言いとだったのに。
ビデオ失敗でしたし
最後のいいとこ観なくて
ガックリです。
皆さんのブログで情報得ている始末です。
ベッテルが逃げているのにウェバーを押さえ込むことに拘り、マッサが間に合わなかったからアロンソ本人にフタをさせたようにしか見えませんでした(ノ∀`)
フェラーリが一番、保守的かつ消極的になっていたのでしょう。
対照的に、プライムの方が良いペースだったのにオプションスタートのためにQ3をオプションで走るという、保守的な戦略でありながら、SC導入でいち早くピットに飛び込む積極性を失わなかったロズベルグとメルセデスGPは良い結果を持ち帰りましたね。
SCの原因がシューマッハのスピンというのは皮肉ですが(ノ∀`)
来季へつながる楽しみが各所に見られたシーズンでもあったように思います。
小林のさらなる活躍も期待したいところですね。
さりげなく 譲るかもな・・・と我が家では話題に。
私も そう思っていたので・・・
が、アロンソの前は いつもなら 数周で壊れる黄色い壊し屋さんだったので
これも 運命かな・・・と。
敢闘賞をダーリン、新人賞をカムイ君がもらえれば わたし的には とっても嬉しいですが・・・