以下は，暗黒面に陥っているときに書きました。よって，読まれてご不快な思いをされる可能性があります。その際は，またしょうもないこと言っとる・・・と笑って看過してくださると幸甚です・・・。


夕刻，嫌な予感がした。
今朝方，出勤前に18:00にBS朝日が受信・録画できるようにケーブルTVのプリセットボックスを設定する。
レコーダーの外部入力直結である。
米杯女子FSをノーカットで録画するためだ。
出がけに，息子に
「６時から録画するから機器に触るなよ」
と言おうと思ったが，何故か傍にいなかった。
ま，大丈夫だろう，あいつは使い方知ってるし，プリセットボックスの電源が入っていて，隣のレコーダーがL1(外部入力ライン1)と表示されてりゃ録画していることに気づき，触らないだろう・・・と思った。
・・・で，夕刻相方から電話が入る。
息子の中間考査の結果が出て，国語の点数が良くなかったことを相方に電話したらしい。
前もって言っておいて楽になろうという魂胆が見え見えで息子も息子だが，そんなことでくそ忙しい時間帯に電話をしてくる相方も相方である。
全く何考えてやがる，明日大事な会議を控えて莫迦忙しい時に・・・，と思って
「じゃな，忙しいから切るぞ」
と携帯の受話スイッチを切った途端，冒頭の嫌な予感が突如襲ったのである。
息子が６時前後に帰宅している。
帰宅後，夕食までの時間はすぐに机に向かうように言ってある。
よもやケーブルTVを見たりすることはあるまい。
ましてやTVを付けるとすぐにスケートが映るはずだ。
録画中だと気づくだろうし，隣のレコーダーには録画マークが出ているからやばいと思ってそれ以上いじらないだろう。
そう思って仕事に集中する。
帰りがけに仕事を思い出したり，帰宅途中ガソリンが少ないことに気づいてGS寄ったりして，帰宅は大幅に遅れた・・・。
ま，いいか，今日はいなだと秋刀魚の刺身で一杯やって，試験が終わった息子も早く寝かせて，10時から米杯女子FSの録画をゆっくり見よう・・・。
こんなプランを脳裏に明滅させながら，８時過ぎに帰宅した・・・。
三たび嫌な予感に襲われ，すぐにディジタルプリセットボックスを見る。
－電源が切れている!!!!!
急ぎレコーダーの電源を入れ，録画一覧を確認する・・・。
「何で電源切れてるんだ」
私の声に相方が間髪を入れず，
「私触ってないからね」
と答える。
結婚して間もない頃，私が飲み会で遅くなる時にBSを予約録画中に別の番組を見て(これ自体は別に問題ないが)，BSチューナーに連結していたタイマーの電源をも落としてしまい，録画をフイにして私に文句を言われたことがあるので，以来私の映像機器には一切勝手に触らないようにしているからだ。
ようやく録画一覧が起動する。
L1と書かれた最新のフォルダを開いた・・・。

絶望が走る。
逆転で１位となった村上佳奈子のSPの演技が流れ，早送りのボタンを押した途端，画面に登場したのは何と孫悟飯だった・・・。
私が，怒髪天を衝く怒りのスーパーサイヤ人２となったことは言うまでもない・・・(泣)
何でも今日学校で友達とゴンドラボール，もといドラゴンボールの話をして，毎日ケーブルTVで６時からやっているというので，試験も終わったし見てみよう・・・と思って，６時過ぎから１話見たらしい。
そんで，６時半になってゴンドラボール，もといドラゴンボールが終わったので，プリセットボックスの電源を落としたらしい。
しかも，ご丁寧にBS朝日にチャンネルを戻して電源を落としたらしく，ドラゴンボールの後に一瞬だけスケートが映っていた・・・。
「TV付けた途端スケート映って，やばい，録画中だ，と気づかなかったのか???」
という私の問いには，
「TV(地上波のことだろう)で録画するから大丈夫だと思った」
とのことで，何ら疑問を感じなかったそうだ・・・。

すべては巡り合わせだ。
朝，映像機器に触るなと言おうとしたとき，息子がたまたま傍に居ず言いそびれたこと(出勤前のばたばたした時間帯だったし)，夕刻相方との電話で息子がいつもより早く帰宅していたことを知ったときに嫌な予感に見舞われたにも関わらず，電話をせずにいたこと，息子が今日学校でドラゴンボールの話をして，たまたま見てみようという気になったこと，それらすべて・・・。

一番莫迦を見たのは勿論私である・・・。
無許可で私の情報・映像機器に触らないことを厳しく言ったが，憤懣は全く収まらない・・・。
最初は，勝手に私の機器をいじって録画をフイにした息子に腹が立ったが，嫌な予感に襲われた時，確認の電話を一本入れれば被害を最小限にとどめられたのに・・・という後悔に，不用心だった自分にも無性に腹が立った・・・。
後悔先に立たず。
不安を感じたら，勝手に納得せずできる限り確認をする。
こんな初歩的なことを怠った，そして怒りまくった自分に対しても猛省である・・・。