Nicotto Town


koshiのお部屋分家


金銭トレード・・・

帰宅後PCの電源を入れログイン。
冷蔵庫からビールもといその他雑酒(クリアアサヒ)を出し,トリガーを引き,ついついいつもの習慣でスポーツニュースを開く・・・。
何々・・・楽天渡辺金銭トレードで横浜へ・・・??
渡辺??
投手の渡辺恒樹か・・・,そういえば最近聞かんな・・・と思ったら・・・


をいをい,直人かよ・・・。
ここ何年かリードオフマンを務めた生え抜きじゃないか・・・。
何でまた,こんなことに・・・。


確かに岩村を獲って松井稼頭央獲ったとなると,割を食うのは草野と直人・・・とは思っていた。
或いは松井を2塁で使うとなると,高須も干されるか・・・とも思ったりもした・・・。
三遊間が完全に外様の2人に・・・ということになると,確かに居場所は辛いものが・・・ということか・・・。


プロ野球には生え抜き思想なるものが厳然として存在する。
特に巨人や阪神のような伝統ある球団の場合尚更である。
それが,選手の自由なチーム選択の妨げになっている・・・というのは,随分前から聞いてきた。
逆にそうしたものが無いのが,サッカーやF1といった欧州産のスポーツだろう。
良いチーム,自分を評価してくれるチームには抵抗なく移籍する-そうした合理性がまことしやかに語られたのが,F1バブルが消滅し日本中が一過性の熱病のようなサッカーバブルにうかされた93~96年頃であったと思われる。
旧主的・保守的な生え抜き思想は糾弾され,スーツ着用を義務づけられたプロ野球界への批判が渦巻いたのもその時期だったと記憶している。


では,生え抜き思想はいけないのか・・・。
私としては断じて否である。
球団経営・運営というものは,地域との密着・ファンとの接触によってこそ在るべきと思う。
したがって,同一球団一筋に,長年力を発揮するというのは素晴らしいことではないのか・・・。
そんなのはただの感傷に過ぎない,勝負の世界はもっともっとシビアだ・・・という意見は正しいのだろうが,例えば現役時代の落合が最高に輝いていたのはどう考えてもロッテ時代の81~86年であろう。
紆余曲折を経て一流のプロ選手となった彼の成長は,ロッテオリオンズという球団があればこそと思う。
ON然り,門田に村田兆治,山本浩二に衣笠,そして掛布に原だってそうだ・・・。
彼らは生え抜きとして球団の顔となり,その役割を必死に果たした・・・。
なればこそ,ファンも応援のしがいがあるというものだ・・・。


そうした意味でも,今回の渡辺直のトレードはファンとして大いにすっきりしない。
かくなる上は,身売りが棚上げとなっている横浜のリードオフマンとして活躍することを期待するしかあるまい。
・・・で,横浜の遊撃って誰だっけ・・・と,ファンに対して失礼なことを思ったが,そっか石川か・・・。
じゃ直人にもレギュラーの芽が有るな・・・って,石川に失礼か・・・。
いずれにしても,ここ4年間楽しませてくれた生え抜きに敬意を表して,応援歌を書いて結びとしよう・・・。
これを来年から歌えないというのも寂しい限りだが・・・。


進めまっすぐに
栄光に向かって
風を切り裂いて走れ
我等の直人                     東北楽天イーグルス渡辺直人応援歌





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