Nicotto Town


koshiのお部屋分家


全日本フィギュア雑感・・・

フィギュア全日本選手権が始まった。
昨日の男子SP中継の酷さについては今更だが,番組の半分を競技以外で潰していた。,男子FSはに深夜に追いやられ,女子SPをゴールデンタイムに放送する。
だからオンエアは見ず,録画後にCMや余計な部分を飛ばして見ることになろう。
男子FSは結果が出た筈なので,メディア断ちを行って,結果をうっかり知ってしまわないようにしなくては・・・。


で,結果予想だが,これが全く読めない。
男子SPは,今季好調の小塚が完璧な演技を見せ2位以下に10ポイント近い差を付けたのに対して,先輩格の高橋大輔はジャンプ後の着氷の際にミスが続き,得点が伸びなかった。
さらに今季SPがノーミスだった織田信成も冒頭の4-3のコンビネーションが失敗,さらにはストレートラインステップシークエンスの途中に転倒,というミスが続き,小塚から10点以上ビハインドの3位となった。
その小塚と織田の間に割って入ったのが,今季シニアデビューの弱冠16歳,我が地元出身の羽生結弦である。
失うものが無い者の強みか,それとも若さか,小塚に次ぐ2位に付けたことで,俄然FSが面白くなった。
羽生が4回転を決めてノーミスの演技をすれば(前回は2acで失敗するなど若さも露呈したが)面白いことになろう。
まして先輩3人はGPF疲れを引き摺っている上,大輔はGPFの練習中に小塚と接触したことで背筋(?)を痛めているとの情報もある(それを一切口にせず,謝罪した小塚に対して,アクシデントだから気にするなと語ったという大輔は,さすがに人間ができている。)。


・・・で,女子である。
こちらも読めない。
織田同様,GPF3位の村上は内定という情報もあるが,5年前GPFで3位だった中野友加里が五輪代表内定という噂がまことしやかに流れたことからもガセと思いたい・・・。
まず,台風の目は真央ちゃんと,断定したい。
但し3accは回避するのではないだろうか・・・。
ついでに3-3のコンビネーションも回避だろう。
今季不調にあえいでいるのは,おそらく産みの苦しみを味わっているのではないだろうか・・・。
彗星の如く現れ,中国杯で2位を獲り,エリック杯とGPFを席巻したときとは,体型も採点方式・基準も異なる。
故に,今だけを見て駄目になったとか言うことはナンセンスではないか。
例えば,トリノ五輪で金メダルを獲った荒川静香。
誰もが最高のスケーターと思っているだろうが(一応私は同郷か?),16歳で長野五輪代表となって惨敗を喫してから,彼女が国際舞台で頭角を現すのに少なくても6年はかかった(ドルトムントで行われた世界選手権で優勝するまで)。
つまり荒川は10代の時は頭角を現していなかったということになる(ソルトレイク五輪の代表選考からも漏れている)。
誰にでも好不調の波はある。
だから今季真央ちゃんは,我慢の時を迎えているのだと思う。
今や名伯楽ともいうべき存在であるかつての全日本王者である佐藤信夫コーチについた選手たちは,村主然り中野然り,そして今季大化けした小塚然り,皆長い年月をかけて大成してトップスケーターへの道を登りつめて来たのだ。
それをたかだか数ヶ月付いただけの真央ちゃんに求めるのは,以下に彼女が並優れた技術の持ち主とは言え,酷というものだろう・・・。
だから,今は真央ちゃんに対して我々は長い目で見守ってやるべきではないだろうか・・・。
ただ,並優れた精神力の持ち主である彼女のことだから,きっと復活を遂げる時は来ると思いたい・・・。
それが今日明日かどうかは分からないが・・・。


GPS2戦2勝の安藤美姫。
安定感抜群と評価は極めて高い。
先のGPFでは,SPで失速したもののFPではノーミスで1位。
売れっ子であるモロゾフコーチとのコンビも長い。
ただ,スピンのキレ味やステップのエッジワークの深さ,そして演技全体の求心力という点で,今の私はさほど良いとは思わない・・・。
ま,素人の私が分からないだけで,解説者も口を揃えて絶賛していたので,多分・・・良いのだろう・・・(・・・にしても,織田と同様,FPのグリーグのイ長調の協奏曲は合わない・・・と思うのは私だけか)。


対して,GPS2戦とも2位の鈴木明子。
いつも思うのだが,大技は無いが人の心に訴える演技が印象的だ。
ノーミスが絶対条件だが,ここ2年全日本では無類の安定感と強さを見せる(昨年転倒はあったが・・・)。
SPでは安藤を食っていたので,今回も期待したいのだが,基礎点が安藤に比べていつも辛めに抑えられる。
安藤と異なり,スピンのキレ味なんか抜群だし,無類のフットワークを生かしたステップは素晴らしいと思うのだが・・・。


そして,村上佳菜子。
冒頭の3-3のコンビネーションを鮮やかに決めれば完全に波に乗った演技ができよう。
ただ,先輩方が一堂に会す独特の緊張感の中,去年・今年のような演技ができるかどうか・・・。
失うもののない16歳の果敢な挑戦を見守りたい・・・。


・・・ということで,間もなく結果か出る。
果たして如何なることになるのか,男女とも興味は尽きない・・・。
(字数は尽きた・・・)

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2011/01/04 22:55
ヴィオレッタさん,今晩は。
丁寧なコメントありがとうございます。
年末年始のごたごたで,ついついお返事が遅れてしまい申し訳ございません・・・。

個人的に,安藤美姫とカロリーナ・コストナーの演技に関して??なので,つい感情に走ったエントリとなってしまいました。
音楽にせよフィギュアスケートにせよ,審査するのは人間ですので,そこには様々な要素が絡み合って評価が下されると思います。
ですから,そのあたりが評価の難しいところかと思います。
仰るように安藤選手の演技は安定感抜群で,ほぼミスも無くまとまっていましたが(GPFより良かったと思いました),個人的には求心力という点で??と思いました。
勿論,あくまでも主観ですので,今回のような評価もありかと思います(にしては点をやり過ぎかと思いますが)。
鈴木選手はそんなことを述べていたのですね。
確かに,見られることを意識すれば・・・とは思いますが,実際どうだったのでしょうね・・・。
全日本の上位に名を連ねる選手達は皆超一流の技術と表現力を持っているので,如何に本番で力を出し切るかという点がすべてなのでしょう・・・。
それこそ,集中力とか精神力の問題なのでしょうが・・・。

私こそ,適当な言葉が見つからず,長々と済みませんでした・・・。
どうぞこれからも宜しくお願いします。
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2010/12/29 09:50
フィギュアから思う事ってたくさんありますね。
私は同じ表現者として思う事なのですが、、、
技術ももちろん大事なのですが、それ以上に表現力や
音楽との一体感、華をもっているかも大事で。。。
選手の内面が結果に大きく影響してるように。

鈴木明子さんのコメントに
「みんなからお手本にされるようになりたい」との言葉が気になりました。
歌い手にも共通する事なのですが、周りからどう思われるかに意識がいくと
自分に集中しにくいもので・・・
周りからどう思われるとか評価とかは後から来るものであって
まずはどう表現するかが大事なんだと思います。
また表現中も自分がどう出来たかをその時点で考えること自体も時間が止まってしまい
どんどん進んでいく時間とのギャップのずれが生じてしまうのでNG
村上佳菜子ちゃんにしても安藤美姫さんに共通してるのは余計なことを考えずに
演技に集中出来ていたのではないかなぁ
それに内側からほとばしるオーラも強かったように思います。
生意気言って申し訳ありません。。。
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2010/12/27 22:10
海うさぎさん,今晩は。
私もご覧の通り(笑)思い入れ強いです。
日常会話では,なかなか出ない話題ですね・・・。
ま,予想通りの結果でした。
仰るように,ジュニアの有望な子達を大勢見ることができたことが,最大の収穫でした。
少なくても女子は,確実に底上げができているようです・・・。
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2010/12/27 13:05
結果出ましたね。

フィギュアスケートには思い入れが深過ぎて、友人等との日常の会話や
ブログでも決して話題に加わらない様にしているのですが…
koshiさんのエントリー、感覚的に自分と非常に近いので興味深く読ませて頂きました^^

ジュニアの有望な子達も控えているのでこれからが益々楽しみで仕方ありません。




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