「江~姫たちの戦国~」-第7回「母の再婚」
- カテゴリ:テレビ
- 2011/02/20 21:07:36
某サイトに,
「これはファンタジーとして見るべし」
といったことが載っておりました。
信長の最期に江が登場したり,神君伊賀越えに江が同行していたり,有り得ない設定に関して,私だけではなく大勢の方が突っ込みを入れており,それに対して某サイトでは上記の言葉が述べられておりました・・・。
しかしファンタジーですか・・・。
私が見たいのは骨太な歴史ドラマであり,大多数の方が大河に望むのはそれではないでしょうか・・・。
否,トヨエツのようなイケメンが出なくなると途端に下がる視聴率からも分かるように,秀勝と秀忠役のイケメン(咄嗟に名すら出ない)が出るまで,視聴率は我慢・・・と考えると,やはりイケメンか綺麗なおねいさんが出ないと駄目か・・・。
しかしまぁ,清洲会議を前にして,お江と三法師を絡ませるとはさすがです。
もう開いた口がふさがりません・・・。
ついでに,何で北ノ庄に信孝が居るんだろう・・・。
信孝(呼称は神戸三七)に遅参を謝る柴田。
信孝が何で柴田とくっついたのか,何の説明も無し・・・。
勿論,信孝が名目上の山崎の戦いの総大将だった訳であり,柴田がそれに利用価値を見いだしたからに他ならず,柴田の方から歩み寄ったのは確かでしょう。
・・・で,秀吉がそれに対して,信忠の忘れ形見たる三法師(後の岐阜城主秀信)を強引に担ぎ出し,皆に認めさせたということは,丹羽長秀を筆頭とする織田家宿老に対しての手回しが有ったからに他ならず,その場で皆が納得したからではないでしょう・・・。
さらに,清洲会議に江が居たというのに対しては何をか況んや・・・。
・・・で,
「母は嫁ぐことにした・・・」
信孝と市が談合して決めた・・・というのも??ですし,柴田に嫁ぐことで秀吉の野望を挫く・・・というのはどうなのでしょう・・・。
今まではそのように思われてきたのでしょうが,近年では実を取った秀吉の仲介だったとされているようです・・・。
・・・ということで,今回も楽しませていただきましたが,次回は義父勝家との葛藤が見られるようです・・・。
最後に,清洲城についての映像が見られましたが,あの立派な天守閣は勿論再建で,鉄筋コンクリート製です。
町制20周年記念に,平成初頭に当時を想像して作られたもので,実際の清洲城跡は,五条川を隔てた対岸になります・・・。
因みに,名誉城主は織田信成くんだそうで・・・。
どうも視聴者に阿るような体質が感じられるように思われます。
尤も,それで視聴者,特に若者が歴史に興味を持つようなことがあるなら良いのですが,現代語丸出しの「のだめ」のような大河は???と思わざるを得ません・・・。
女性の脚本家の走りともいうべき大野靖子さんが亡くなりましたね。
「国盗り物語」も「花神」も名作でした・・・。
いや全くの偶然なんですけど,繋がっちゃいましたね・・・。
「紅白歌合戦」とか大河ドラマの出演者に若い人が好む俳優やタレントを
多用しているのでしょう。
それに今は女性パワーがつよいことも。
ドラマの脚本も、潤色たっぷりと。戦国時代にしては笑いが多いし・・・。
それで視聴料を払ってくれるようになれば、納得できないこともない・・・?