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koshiのお部屋分家


「江」~姫たちの戦国~第14回「離縁せよ」

夕食後に見ていたのですが,四十八手で気分が悪くなったお江(婚礼中にばくばくと食っていたのに)と,あっという間に終わってしまった小牧長久手の戦いに,さすがに眠くなってしまいました。
池田勝入父子も森長可も全く出ない小牧長久手の戦いも完全に説明不足ですし,何故秀吉が江を離縁させたのかが,全く分かりませんでした。
信雄に付いたから,では理由になりません・・・。


小牧長久手の戦いは,尾張北東部での局地戦と思われがちですが,家康が示した最後の抵抗でもあり,当然のことながら圧倒的な強勢を誇る秀吉に対抗するためには,それなりの準備があったはずです。
例えば,当時の家康に味方していたのは,小田原の後北条氏,四国の長宗我部元親,北陸の佐々成政,そして紀州雑賀・根来の地侍鉄砲集団と多岐にわたっており,少なくても単なる局地的戦闘ではなかったことは確かでしょう(雑賀・根来衆は泉州に乱入し,岸和田城を攻撃している筈)。
それを秀吉vs家康に単純に見立ててはいけないと思います。
当然両雄の直接対決は無かったですし・・・。


・・・で,佐治與九郎との新婚生活は先週から合わせると10数分で終了してしまったようです。
與九郎は良い人でしたが,心を通わせる時間も何も無かったようで・・・。
勝家に3度も放送回を当てたのなら,與九郎にももっとスポットを当てて欲しかったです。多分,もう2度と出てこないでしょうから・・・。


しかし,與九郎との離縁はいつなのでしょう。
今回は,佐屋の渡し説を採ったようで,天正12(1584)年ということになっていますが,天正18年説も有るそうです。
私が以前読んだ小説がそうでしたし,女の子が2人生まれたという記録も有るそうです。
ですから,もう少しこの幼い夫婦が心を通わせる描写欲しかったように思われてなりません。
さらには與九郎には,海の男としての逞しさも見せて欲しかったような・・・。


大野城を失ってからの與九郎は,織田信包に仕えて捨て扶持5000石を貰っていたという話です。
継室として信長の娘を迎え嫡子為成が居たこと,信包の丹波移封に従ったこと,為成は大坂の役に東軍として参戦したことなど,おそらく数奇な人生を送ったことでしょう・・・。
しかし,佐治氏は因州八上郡佐治郷の出自とされますが,何故尾張の海岸部に根を張っていたのでしょう。
佐治氏の本姓は尾張氏ですので,もしかするとそのあたりに真相があるのかも知れませんが,迂闊にも浅学な私には分かりません・・・。
或いは,江州蒲生郡出身で平姓北条氏族という説も有るようで・・・。


そういえばかつて(といっても10代半ばのことですから随分前です),「佐治与九郎覚書」(井上靖著)なる短編を読んだことがあるのですが,全く記憶に残っていません。
多分,「真田軍記」か「天目山の雲」(いずれも角川文庫)といった短編集に併録されていたと思うのですが,家中探しても見つかりませんでした・・・。
何と63(昭和38)年にTVドラマ化されているようです。
主演は平幹二郎・・・ということは,もしかして父子で佐治与(與)九郎一成を演じた・・・???

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2011/04/19 21:00
yutakaさん,今晩は。
所詮政争の具としてしか見ていないという悲哀ですね・・・。
ただ,江自体は流れに棹ささず,自然体で生きた人,というイメージなのですが,本作は違いますね・・・。
自己主張ありありで,アグレッシブ過ぎてどうも違和感があります・・・。
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2011/04/19 20:57
meianさん,今晩は。
確かに私が見逃したり録画を失敗したりしても,残念に思わないでしょうね・・・。
しかし,回を重ねるごとに視聴率落ちてますね・・・。
私が貢献してるんでしょうか・・・って,んな訳ないです・・・。
私は毎回見ているし,ここにいらっしゃる皆さんも見ておられますから・・・。
とにかく重厚で深みのあるドラマが見たいですね・・・。
せめて,「草燃える」(79),「翔ぶが如く」(90)クラスでないと納得しません・・・。
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2011/04/19 20:49
うさりん♪さん,今晩は。
過分なお褒めの言葉をありがとうございます。
本当に励みになります。
深まりを求めるのは,今年は(も)無理でしょうね・・・。
「坂の上の雲」が待ち遠しいです・・・。
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2011/04/19 20:47
よん様,今晩は。
仰る通り,余計な部分で引っ張るぶん時間がないのでしょうね・・・。
次の旦那の秀勝とは3回ぐらい一緒に居るのでしょうか・・・。
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2011/04/19 20:45
かっぱくんさん,今晩は。
何よりのお言葉,ありがとうございます。
私も何度か見るのを挫折しつつも,ここで読んでくださる皆さんの声を励みに書いています。
佐治與九郎・・・イケメンだし良い人そうだし,このまま出なくなったら残念ですね・・・。
次の秀勝は如何に・・・。
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2011/04/18 16:02
佐治与九郎との仲も秀吉の政略的な陰謀で断ち切られた江は憐れでした
koshi さんは史実に相当お詳しいのですね、いつも感心しております

今に家康とも深い縁になるのかと、江のこれからの運命を思い、
だんだん面白くなってくる様で楽しみですね。



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2011/04/18 15:33
「江」見逃しました。といって、そんなに残念さが湧いてこないのは私だけでしょうか?
koshiさんのこのブログのほうが、断然面白いです。
やはり肝心の戦いの経緯はほとんど描かれなかったようですね。
視聴率は、(ビデオリサーチ調べ・関東地区)初回21.7%。3回目22.6%、今月13日・6回目に初めて20%割れの19.6%、20日の7回目は18.5%。(因みに、最近10年でトップは24.5%で「篤姫」。2位は「利家とまつ」221%)
で、少しずつだけど下がって来ているけれど急激な低下ではないですね。
koshiさんのブログが視聴者離れに貢献していますね。(^0_0^)
NHKはこのまま「~姫たちのホームドラマ~」路線を突っ走るのでしょうか?

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2011/04/18 05:46
koshiさんのブログを読むために、
江を見続けてる私です・・・。
ホームドラマでもいいから、
もうちょっと深く描いてほしいですよね〜。
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2011/04/17 23:02
まあ、このナンチャッテ時代劇ですが、
この後、2回結婚しますし、佐治與九郎氏より
偶然とはいえ、格上の相手となりますので
時間が足りないのでしょうな。
一応、1年以内ですので。。
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2011/04/17 22:53
koshi さんの「江」ブログ、いつも 楽しみに 拝読させていただいています。
番組を視聴するのが ブログを読むより 後になってしまうことも 多々あるのですが、
ネタバレ してでも(?)楽しめる解説は まるで 映画のパンフレットを 読んでいるよう。
今後も 楽しみにしています。

佐治與九郎が 好きだったのに もう出てこないなんて、残念 ... (T_T)




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