群青の防人・・・
- カテゴリ:その他
- 2011/06/03 21:54:48
何とも言えぬタイトルである。
勿論,私の作である筈もなく,パッケージに書いてあったシリーズの題名である。
航空自衛隊支援戦闘機(戦闘攻撃機)F2B。
ご存知,空自が世界に誇る機体である。
例によって1/144の簡易キットを500円以下で買い叩いてきた。
下面とタイヤ・脚柱・脚収納部・エアインテイクなどをちょこちょこ塗った後,墨入れを施した。
精細な筋彫がモールドされており,墨入れに時間がかかった他ピトー管を削ったが,さほど効果が見られず,限界を感じて中途で断念した・・・。
青系2色によるまだら模様は洋上迷彩と呼ばれる。
対艦ミサイル4発搭載という世界最高レヴェルの対艦攻撃能力を備えているだけに,洋上での迎撃を目的としての塗装であろう(下面は薄いブルー一色)。
見ての通りF16と似ているが,ウイングスパンと胴体は一回り大きい。
エンジンはゼネラル・エレクトリック製F110。
アフターバーナー付きのターボファンエンジンであるが,IHIがライセンス生産しているのはF4EJと同様である。
実は,これを求めたのが震災前の2月末。
未だに復興の見込みが立たない隣の区の模型店でのことである。
組んだのは4月になってのことだが,何と空自松島基地は3/11に津波によってF2Aが2機流されて隊屋(格納庫か??)に突っ込んで使用不能になる(海水に浸かれば駄目だろう・・・)という被害に見舞われた・・・。
そうした意味でも,何とも言えない感慨を抱きつつ組んだ・・・。
「防人(さきもり)」とは,周知のように律令時代に課せられた九州北部防衛のための兵役のことである。
発端は,唐と新羅の連合軍に敗れた白村江以降,唐の来襲を憂慮しての防衛任務だった。
防人たちは,西日本を中心に徴募されたのではなく,遠く東国からも集まった。
そうした意味でも,国土防衛に就く空自は防人と呼ぶに相応しい・・・。
かつての防人たちの実戦は,寛仁3(1028)年の刀伊(満州の女真族)の入寇一度のみだった。
現代の防人たちは防衛任務のみに終わり,実戦などを経ることの無きことを願う・・・。
・・・で,画像は本家に・・・。アップに堪えぬ・・・。
↓
http://blog.goo.ne.jp/fw14b_2005/e/16975526534f964ce396c52bd1107e9a
ご覧くださいまして,本当にありがとうございます。
自ら多趣味を標榜している私ですが,模型は子ども時代から一貫して行っている大切な趣味の一つです。
部屋に溶剤や塗料の臭気を充満させたりするので,家族の理解が今ひとつ得られないのが残念ですが・・・(泣)。
ありがとうございます。
1/144というと,私が子どもの頃50円で売っていたレベルのWWII機を思い出しますが,今の模型は手を加えることである程度の質感を出せるということでしょうね・・・。
スキル不足で,細部にアラは目立ちますが・・・。
今組んでいるF15DJはもっと凄い出来です。
ま,値段もそれなりですが・・・。
昨日はありがとうございました・・・。
深い青が何とも言えませんね・・・。
洋上で上から見ると同化していることでしょう・・・。
拝見させて頂きました。
素敵な出来栄えですね♪
迷彩が効いてますね。
1/144の簡易キットとは、とても思えません!