Nicotto Town


koshiのお部屋分家


8/6・・・

ここ3日程個人的に多忙だったので,今日は(も)ちょっと手抜き。
4年前に書いた拙文をコピペします。


62回目を迎える広島原爆の日であった昨日,前夜までは覚えていたものの,慰霊式と平和祈念式の中継を見ることをうっかり失念してしまった。
・・・というか,録画して子供に見せようと思っていたのだが,前夜に予約録画のセットをしないでしまい,気付いたときには遅かった。
一昨年の60周年のような大々的な報道もなく,夜の特番も例年になく少なく,こうして過去のものとして忘れ去られていくのか,と思うと何ともやりきれない気持ちになる・・・。


被爆して昨年亡くなった人は5,000人以上居り,被爆による犠牲者はトータルで25万人を越えた。
さらに内外の被爆者の数はそれと同じぐらい居るという。
これって,もの凄く恐ろしい事実ではないだろうか。
数十万人が一斉に被爆し,その4割近くが一瞬にして消滅し,さらには今なお原爆症に苦しむ人々が大勢いるのだ。


それにもかかわらず,原爆投下は仕方なかった(戦争終結の一手段として,という意味と弁明していたようだが)などとぬかした閣僚が居たり,核武装やむなし,という改憲論者が居たり,或いは我が国の帝国主義のなれの果てで原爆が投下されて罰を受けた,などという者も居たりするという・・・。
しかも,海外では2001年9月の米国同時多発テロの後,核不拡散条約(NPT)体制が揺らいでいるという。
米国は当然のように硬化したし,条約から脱退した北朝鮮に至っては公然と核兵器の開発を開始した。


昨日唯一の核兵器関連の番組であるNHK特集を見たところ,イランの核兵器開発疑惑に目を向けるIAEA(国際原子力機構)の査察が取り上げられていた。
イラン中部の山岳地帯にある核施設では,大量の遠心分離装置によるウランの濃縮が取り沙汰されていた。
イラン当局は平和利用を主張しているが,高濃度のウランが発電に必要なはずがない。
何せ,広島に投下されたウラニウム型爆弾「リトルボーイ」は重さがたった1kg程度だったのだ。
高濃度ウランの核融合の際のエネルギー量は計り知れない大きさである。


イランの民衆は査察に対して怒りを露わしていた。
米英が自分たちの国に核開発を止めろと言う資格は無し,と主張する。
正論かも知れないが,だからといって核兵器を持って良い,という理由にはなるまい。
旧ソ連の崩壊から10数年を経て,世界は2極化から地域・民族・宗教対立へと複雑化していったことを改めて感じると共に,唯一の被爆国たる我が国は核兵器保有を許してはならない,と強く思った。


戦後62年を経て,「核の平和利用」・「第三の火」ということで,我が国は世界有数のプルトニウム保有国となった。
地震列島と呼ばれるだけでなく核列島ともなったのである。
残念ながら,原発の安全性が脆弱であることも先月の地震で露呈した。
核兵器廃絶に向けて某大国の片棒を担ぐようなことはせず,毅然とした態度で国際社会へ臨むと共に,国内の安全性をも保持することが急務ではないのだろうか。
断末魔に近い政権維持に躍起になっている元首に対して声を大に言いたいものだ・・・。
そのためにも,次なる世代に対して被爆体験を風化させてはならないと思う。
                                  (2007.8.7記)


4年前危惧したことが残念なことに現実となりました。
また,イスラエル,北朝鮮,インド,パキスタン,イラク・・・・・。
いずれも政情が安定せず周辺諸国との軋轢の絶えない国々です。
世界唯一の被爆国たる我が国が率先して核廃絶を訴えなくてはならないのに,核の上に寝ているという実に嘆かわしいのが現実です・・・。

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2011/08/09 10:14
ღ♫♪ナナ♪♫ღさん,おはようございます。
仰る通りです。
政府のトップが駄目だと,こうなります・・・。



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2011/08/09 10:09
ししっちさん,おはようございます。
全くです。
5ヶ月経ちますが,終息しませんね・・・。
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2011/08/07 18:19
安心できない世の中ですね・・・・・・
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2011/08/07 00:15
これからの子供達の時代は・・・安心して過せる世の中になってほしいなぁ。。。^0^y




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