Nicotto Town


koshiのお部屋分家


断念・・・

前回の日曜夜,録画のセットを忘れた。
そして本日,再放送の録画セットを敢えて行わなかった。
以上により過去2作品(かねたんと龍馬伝)続いてきた大河ドラマ視聴コンプリートは潰えた。
2006年の「功名が辻」と翌々年の「篤姫」も,全く同じ時期に同様のこととなった。
「篤姫」は「江」と同じく田淵久美子,「功名が辻」は大石静といういずれも売れっ子の女性脚本家の手になるものだが,遂に視聴を放棄することとなった。


誤解なきように言っておくが,何も女性の脚本家が悪いと言っているのではない。
例えば,「国盗り物語」(73),「花神」(77)といった過去の傑作の名に値する(と私は思っている)司馬遼太郎作品の映像化に当たっては,大野靖子という名脚本家が複数の原作を見事にまとめ上げていた。
ドラマの善し悪しは勿論脚本家だけの責任ではなく,映像を介しての総合芸術であるから(この点,オペラと同様と思う),役者の演技や演出は勿論,美術や特殊効果,音楽等が有機的に融合したものが成功作となり得ると思う。
そうした意味でも,近年の大河ドラマの内容には首をかしげざるを得ない・・・。


いつからこのようなことになってしまったのか,過去の例を拾い上げてみても,ここ10年は心に残る作品が果たしてあったか・・・と思う。
その中では2007年の「風林火山」が,300ページ足らずの原作をうまく膨らませたのと,実力者揃いのキャスト(がっくんの長尾景虎-当時は上杉政虎か-というのは別として)が相俟って,見応えのあるものとなっていたが,それとてここ4年の作品と比較してのことである・・・。
さすがに,60年代以前の作品は子どもの頃訳分からんまま見た「竜馬がゆく」と「天と地と」ぐらいしか知らないが,少なくても前項の大野靖子脚本作品2つを含めると,70~90年代前半くらいまでが大河が矜恃を保っていたのでは・・・と思う。
少なくても,以下に挙げる作品は,優れた映像作品として後世に伝えるべき・・・と,私は思う・・・。


「国盗り物語」(73)原作:司馬遼太郎 本作の他「尻啖え孫市」,「功名が辻」他 
「花神」(77)原作:司馬遼太郎 本作の他「11番目の志士」,「峠」,「世に棲む日々」
「草燃える」(79)原作:永井路子「北条政子」,「炎環」,「相模のもののふたち」,「つはものの賦」
「峠の群像」(82)原作・脚本:堺屋太一
「徳川家康」(83)原作:山岡荘八
「翔ぶが如く」(90)原作:司馬遼太郎
「炎立つ」(93-94)原作:高橋克彦

確か,「家康」と「炎立つ」は全話DVD出ていたと思う・・・。
他に,91年の「太平記」も観応の擾乱まで描いて画期的だったが(吉川英治の遺作とも言うべき原作は,そこまでは描かれず),配役が???だったと思う・・・。


・・・ということで,半年とちょっとに渡って書いてきた「江」の感想(と突っ込み+蘊蓄垂れ流し)は頓挫ということに・・・。
来年の「清盛」も祇園女御の配役と乙前と同一人物という設定に,う~ん・・・という感じだし,今となっては12月の「坂の上の雲」がひたすら待ち遠しい・・・。

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2011/10/03 22:52
meianさん,今晩は。
千姫の婚礼とか竹千代生まれたとか,きっと賑々しくやってるんだろーなーと思いつつ,見るのを止めました。
昨年,一昨年も大河を見ていて感じたのですが,何で「坂の上の雲」のような作品を作れるのに・・・と思います。
志の違いですかね・・・。
ブラックニッカのハイボール,180円くらいでしょうか・・・。
確かに氷結の方が安いですよね。
なので私は698円の大瓶買って,88円の炭酸水で割って呑んでいます。
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2011/10/02 01:03
今晩は。
「時は金なり」と言いますから、「江」視聴断念は英断かと存じます。

私も、「坂の上の雲」が待ち遠しい一人です。

今夜は、koshiさんの美味しそうなハイボールブログを拝見して
ブラックニッカのハイボール(缶)を飲みながらのコメントです^^
美味しいです。でも、キリンの氷結よりも高い!><




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