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koshiのお部屋分家


聖地巡礼之記-其之弐「怪異旅行・・・」

えーと,今回は(も?)そして次回もF1からは著しく乖離した内容となります。ま,北関東の風物に対する蘊蓄,或いは毎度毎度の独りよがり・・・と思って読んでいただけるとありがたいです・・・。




那須SAは,私が自力で運転して行った最南端のSAとなる。
以前も述べたかもしれないが,実は車の運転が好きではなく,1時間走行すれば飽きるという厄介な人種であるため(何せ飲めないし・・・),自力で運転した都道府県は,東北5県(青森は無し)と関東甲信越の一部に限られる。
その那須インターを出たのは,11時10分だっただろうか。
このペースだと,次の休憩は埼玉の蓮田SAか・・・というのが予想だった。


関東平野北部に出て,バスは一層スピードを上げた模様だ。
カーブとアップダウンの多い(わざとカーブを多くしたという説も)東北と違って,さすがに関東はフラットだ。
北関東には,那珂川,箒(ほうき)川,鬼怒川,そして板東太郎と呼ばれる大河利根川という大きな川が流れているのであるが,夜間の高速道路は目を凝らして表示を見ていないと一体どこを走っているのか分からないので,渡河地点は全く分からなかった。
そうしているうちに11時半となり,照明が消された。
本も読めないので寝なさい,ということだろう。
さすがに,週末疲れを引きずっていた上,日中は下の子を連れて保育所の同窓会(お茶会)に行ったりしたので体が参っていた(Kスタではまさおが鴎を完封した日だが,観戦は自粛した)。
とろっ・・・と,まどろんでいるうちに,バスが突然減速し,ループに差し掛かったのを感じた。
「ん・・・??」
眠い目を開けると,岩の字が表示されていた。
(岩井・・・・・??)
と思ったが,岩井は茨城だからずっと東の筈・・・と思ってよく見たら,何と岩舟JC。
・・・ということは,北関東自動車道か・・・と気づいたが,岩舟山って魁偉な山容で,確か一昨年の大河「天地人」では,白河防塁のロケ地となった筈・・・などと,どーでもいいことを考えながら,再び意識を失った・・・。
次に意識を取り戻したのは,「佐野田沼」,「足利」,「太田桐生」,「太田藪塚」・・・といったICの表示を見たときだろう。
いずれも,中世武士団縁の地であるが,そんなことを考えると同時に,太田の金山城跡(中世は新田一族の本拠地で,後にその流れを汲む戦国大名の横瀬氏・由良氏が蟠踞した)の麓には,富士重工の工場が有り,前身は大戦中戦闘機王国と言われた中島飛行機であり(一式戦「隼」,四式戦「疾風」等),世のレガシー(今の車を買う際に,最後まで迷った)やインプレッサのユーザーは,ジェット戦闘機(F1)まで作ったということを果たして知っているのやら・・・などと,またしてもどーでもいいことを考えていた・・・。
薄れ行く意識の中で,このままだと伊勢崎・前橋・高崎と群馬の諸都市を通って,あとは関東平野を南下して中央道に出るのか・・・と思った。
一度,シートに沈めた体を起こして,月明かりの中,赤城山が見えないか,反対方向に利根川の向こうに秩父の山々が見えないか・・・と外を見たが,当然なことに無駄だった・・・。


次に目を覚ましたのは,山の中だった。
「ん゛・・・??」
ICの表示を探す。
中央に出るなら関越を南下中の筈だから,北関東西部の丘陵地帯の筈・・・と思ったら,何と藤岡・吉井に富岡(官営製糸工場で有名なところ)・・・。
甘楽郡-群馬西部で上信電鉄沿い。
つまり上信越自動車道に出たということになる。
蒟蒻の産地である下仁田を過ぎると,道は登りになり,上信国境の難所である碓氷峠に差し掛かる。
・・・ということは,碓氷峠を越えたら信州-長野。
軽井沢に出ることになる・・・。
何で鈴鹿に行くのに長野を通るのだ・・・。
月明かりに照らされて,南側には鋸のような山容の妙義山がくっきり見えた。


・・・で,休憩に止まったのは真新しい横川SA。
仙台から那須,そして横川まで何と4時間!!
恐るべきスピードである。
遠回りになるとはいえ,敢えて交通量の少ない北関東と上信越を通ったというのは納得であるが,一体どこへ連れて行かれる-否,連れて行かれるのは鈴鹿と分かっているのだが,どこをどう通って行くのか,さながらミステリーツァーのような様相を呈してきた。
実にわくわくする。
久々の長距離のバス旅で,こんな興奮と高揚感を味わえるとは思わなかった・・・。


(なかなか鈴鹿にたどり着きません・・・。でも多分続きます・・・)

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2011/10/15 16:29
yutakaさん,今晩は。
私に紀行文書かせると,こういう余計なことをいっぱい書き連ねた駄文のたれ流し(汚い・・・)になる・・・という典型です。
若い頃は1人で日本中歩き回ったのですが,最近は家族で出かけることが専らですので,今回のような旅行は貴重な機会でした。
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2011/10/15 16:26
meianさん,今晩は。
そーなんです。
まさしくミステリーツァーです。
一体どこを通るのか,こんなわくわくは国内では初めてです。
今日で4日目ですが,鈴鹿に辿り着けるでしょうか・・・。
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2011/10/15 16:25
ねここさん,今晩は。
東北道は,眠くならないように敢えてカーブとアップダウンをつけてある,と聞いた気がします。
で,3日書いて,まだ鈴鹿に辿り着きません。
やはり遠いです・・・
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2011/10/14 19:48
あまり地名には詳しくないのですが、それにしても
仙台から横川まで4時間で走ると言うのは物凄いですね~

もう鈴鹿に着いたのかと思っていましたが、まだまだ続きますね
でも途中の地名・河川の名から、戦国時代の武将の話まで出てきて
とっても面白い道中記です、ずっと続けて下さいな
koshiさんの博学にはびっくりですわ~。
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2011/10/14 00:51
今晩は。
タクシーじゃないから、遠回りしても速く走れればOK?
深夜なら土曜日でも、東北道ー東名でいいんじゃないのか・・・というのは素人考え?

まさしくミステリーツアーですね^^
ますます面白くなってきました!
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2011/10/14 00:24
高速道路は運転刺激?のために、わざと
一定区間内にカーブを作っていると聞いた事があります。
それかな?

遠い旅なのに、短そうですね。
バス移動の結末は!!
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2011/10/13 23:41
まさるさん,今晩は。
お読みくださってありがとうございます。
関東の方にはお馴染みの地名かもしれませんね。
この後,一体どうやって目的地に辿り着くのか,明日気力が有れば書きたいと思います。
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2011/10/13 23:38
ღ♫♪ナナ♪♫ღさん,今晩は。
本日もお読みくださってありがとうございます。
いやー,一体何の話を書いているのか,全く分からなくなっています。
多分Max130くらいは下りで出したかも・・・。
恐るべきバスですね・・・。



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2011/10/13 22:07
なんか馴染みのある地名がたくさん出てきた(苦笑)
うちからは200キロ近く離れてるハズなのに(爆)
昨夜に引き続き、今夜もワクワクしてます☆
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2011/10/13 20:52
ここまで読んだら続きが気になって仕方がありません(笑)
とてつもないスピードのバスですねw
事故がよく起きないな・・・・




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