聖地巡礼之記-其之七「走技場」
- カテゴリ:車・バイク
- 2011/10/18 20:24:45
本文を書く前に,一言書かせていただきます。
先の日曜日,10月16日に行われたインディシリーズ最終戦,ラスベガスのオーバルコースにて多重クラッシュが発生。
今年のインディ500のウィナーでもあるダン・ウェルドン選手(英33)が帰らぬ人となりました・・・。
モータースポーツを愛するファンの1人として,謹んで哀悼の意を表したいと思います・・・。
こうしたことがもう起こらないことを願います・・・。
団体バス専用駐車場は,何とサーキットから一番遠くに位置している。
我々のバスが一番乗りで,例によって仮設トイレで用を足しているうちに,続々と他の団体が到着し始めた。
お偉いさんが挨拶するというので車内で待たされたが,よもやバーニーが・・・と思ったら,やはり違って,サーキットの副社長だった。
話によると,バーニーはスイスで静養中だそうで,来日しないということだった。
せっかく会ったら,今回ばかりはお礼を言って頭を下げようと思ったのに,残念なことだ。
治安の悪いサンパウロで強盗に遭ったりしないことを,今年ばかりは願いたい。
20代という噂の愛人だか彼女だかがどうなったのかは知らんが・・・。
駐車場から観覧席(2コーナーからS字)まで20分程歩く・・・とあったが,何と30分かかった。
距離は2km近くあり,人混みにも妨げられるので歩きにくいことこの上ない。
駐車場を出るとオートキャンプ場があり,相当数のテントが張ってあった。
その先にはボーリング場(サーキットボウル)とサーキットホテルが有る。
91年の決勝前日,当時マクラーレンホンダでセナの相棒だったゲルハルト・ベルガー(墺)が,何でもホテ○ ル嬢の出前を頼んだとかいう噂のホテルは,ここなのだろうか・・・。尤も,翌日の決勝は譲られたとはいえ優勝したのだから,某現赤馬ドライバー(多分後述)とは違うということか・・・。
ゲートを過ぎると,巨大なサーキットのグランドスタンドが姿を現す。
とにかくでかい。
そしてまだ決勝まで6時間もあるというのに,人が莫迦みたいに多い・・・。
各コンストラクターの出店があちこちにあり,誘惑と衝動に駆られる・・・。
そして,遂に辿り着いたスタンド。
かつての県営宮城球場の内野指定席(監督が金田や稲尾の時代,私がよく行った)のようなベンチシートに,テプラ(もしくはネームランドかP-Touch)で作ったとおぼしきしょぼい座席票が貼られていた。
前の方だと金網に引っかかるのだが,適度な高さがあり見晴らしは最高である。
1コーナーからS字まで東コースが俯瞰できる。
とにかく野球場など比較にならない巨大な空間だった。
今なお,あんなものスポーツとは言えないとか,暴走族の裔とか,危険で金がかかるから無意味といった偏見と無理解が多いモータースポーツであるが,今を去る50年近く前に,これだけのものを計画して作り上げた本田宗一郎の英知と勇断には頭が下がる思いである。
ホンダユーザーではない私ですらこうした感慨を新たにした・・・。
スタンドに着いてからは,コース下をくぐる歩行者用トンネルを抜けて,グランドスタンド下のカフェにて,スーパードライで乾杯し,グッズ漁りに走る。
とにかく,赤馬を除くとレッドブルとマクラーレンが人気だ。
強くて速いのは人気もあるということか・・・。
当然のことながら,私がそんなところに行く筈もない・・・。
個人的には,ブリティッシュグリーンが鮮やかなロータスのグッズを探したが,オフィシャルショップは見あたらず(泣),ルノーのショップでお茶を濁した・・・。
せっかくなのでサポートレースを見ようと,ビールを買ってスタンドに戻る。
Kスタで野球観戦する際もそうなのだが,炎天下に真っ昼間から呑むスーパードライは最高である。
米とかコーンスターチの入ったビールが旨い筈ないと思っていたが,キレだけではなく味も良い。
開放感と少しばかりの罪悪感。
これが昼呑みの醍醐味である・・・。
生ビールが500円,350缶は350円とKスタより圧倒的に安い上に,持ち込み規制もない。益々このサーキットが気に入った。
FCJ(フォーミュラチャレンジ・ジャパン)と「ポルシェ カレラカップ ジャパン」を見た後,Fポンのデモランが始まった。
とんでもない爆音と音圧である。
ドライバーは中嶋大祐とかアンドレア・カルダレッリだったが,中嶋一貴と燐寸も特別に走ったのではなかったろうか・・・。
そして,いよいよこの後はF1マシンの登場と相成る・・・。
改めてモータースポーツとは命を削るものということを認識しました・・・。
炎天下のスーパードライは最高ですね。
昨晩呑んだ一番搾りもまろやかで良かったですが・・・。
とにかく呑みまくったのが最大の思い出でしょうか・・・。
グランドスタンドの大きさ自体はKスタより少し大きい感じで,甲子園よりは低いと思われますが,そそり立つ感じでとにかく存在感有ります。
その直下がカフェで,ビールをおいしくいただきました。
天気も上々で(決勝は半袖で観戦)良かったです。
本番は不本意きわまりない結果でしたので,3行書いて終わりです。
記録を残そうとする意欲や義務感より,蘊蓄を垂れ流す楽しみに走ってしまい,記録性は希薄になってしまいました。
ダン・ウェルドン選手、残念なことになりましたね。合掌。
koshiさんの鈴鹿サーキット初体験のワクワクが伝わって来ます^^
本番前の昼のビール、しかも安い!ベリーグー、ですね。
兎に角広いのですね~ そこへ辿りつくまでが遠そうですね~
金網に邪魔されないで、いい位置で先ずよかたですね~
そこで飲む生ビールはさぞ美味しかったでしょう...
愈々その時が近づき興奮してきますネ。
本番までに疲れはててしまいますね(読んでる方も)。
細かい描写大変参考になりました?
記録を残す情熱素晴らしいと思います。