品位とは・・・
- カテゴリ:スポーツ
- 2011/11/14 22:30:03
まさおが沢村賞を獲った。
まったくをもって慶賀に堪えない。
奪三振数ではダルが上だが,勝利数,完投数,勝率,防御率でダルを上回ったのだから,当然の受賞と思う。
鷲では08年の岩隈以来だ。
防御率1.27は,パリーグだと稲尾に次ぐ大記録だそうで,総合でも歴代5位という。
とにかく今季のまさおは凄かった。
8~9月にかけて私が見に行った3試合はいずれも完投勝ちで,特に8月27日の鷹戦は18奪三振という快刀乱麻を断つ勢いで,強打者揃いの鷹打線を全く寄せ付けなかった。
特に,ピンチで三振を獲ることができるというのが何とも素晴らしく,貧打の鷲打線もその力投に応えた。
だから,受賞は当然と思うし,ファンとしても喜ばしい限りなのだが,一寸水を差された気分にもなった・・・。
今回の審査員は,土橋,平松,村田,北別府という往年の大投手たちだったが,土橋の言った一言が気になった。
三振を取った際に,マウンドで吠えるのを自粛しろ,というのである。
品位の問題なのだそうだ。
例えば,かつて朝青龍が取組後に派手なガッツポーズを決めたことがあった。
世論は概ね是だったようだが,私はこれを否定した。
若い女性に多いと思われるファンの方々には申し訳ないが,国技たるスポーツに於いては,伝統と先人の業績に対する畏敬の念とか,国技に,そして横綱に相応しい格式が重要と思ってきたからである。
特に,格技たる相撲では,相手力士に対する敬意を忘れてはならないと思うので,派手なガッツポーズは避けるべき・・・と思った。
では野球ではどうか。
かつて阪急ブレーブスに,アニマル・レスリー(米国の登録名はブラッド・レスリー)という投手が居た(髭面の個性的な容貌のみならず,登録名からしても笑えるのだが・・・)。
専ら救援専門だったと記憶しているが,相手の打者を三振に斬って取る度にマウンド上で派手なガッツポーズをとって雄叫びを上げるのである(喜びのあまり捕手の藤田をしょっちゅうぽこぽこ殴っていた・・・)。
私は,このアニマル投手が一目で気に入ってしまった。
エンターテイメントに徹するその個性こそ,プロのあるべき姿・・・と思ったものだ。
その後は,亜仁丸レスリーなる芸名でタレント活動をして,たけしと競演したのを覚えておられる方も多かろう・・・。
私は日ハム時代の新庄は嫌いだが(あわわ・・・また,言ってしまった・・・),あのエンターテイメントは評価したいと思う・・・。
・・・という訳で,こうなったらまさおには土橋を凌ぐ大投手になってもらいたい。
毎年15勝以上あげて,土橋からぐうの音も出ないようにしてほしいものである。
ま,岩隈がメジャーに行くようなら,開幕投手はほぼ決まりだろう・・・。
格技というのは,型がありますよね。
相撲なら四股,剣道なら蹲踞とか・・・。
古来の武道の型には,節度だった美しさと礼節を重んじてきた日本人の美意識が有ると思います。
片や,野球は西洋から来たもの。
思い切りルーツが違うので,同一化はできませんよね。
仰るとおり,相撲には品位と格調が絶対必要と私も思います。
仰るとおり,勝負とは冷静さと熱さが噛み合ってこそスリリングなのであって,会心のプレーをしたときの雄叫びは良いと思うのですが・・・。
朝青龍に関しては,もはや過去のことなのでどうでも良いのですが,相撲協会の為体については同感ですね。
悪しき体質は改めなくてはならないでしょう。
ただ,あんだけ朝青龍をくそみそに叩いておいて,勝ちだしたら掌返したようにちやほやするマスコミの様は,見ていて気分の良いものではなかったです・・・。
仰るとおり,神格化された沢村栄治の名を冠したものですからね。
それに相応しい品格・人格を・・・というのも分かりますが,マウントで吠えるのは,決して見苦しい者ではないと思うのですが・・・。
むしろ,私生活のゴタをマスコミに根多にされるよりは・・・。
今年8月末の鷹戦,まさおが18個もの三振を奪って完封したゲームに立ち会いました。
のっけから気合いが違いましたね。
とにかく並み居る強打者をなで斬りにした感じで,見ているこちらも絶叫しまくりでした。
武道を筆頭とする格技は,節度だった美しさとか求道的な精神とかが重要であり,それは我が国古来の美意識によるもの・・・と思いますが,野球は違いますからね・・・。
来季もマウンドで吠えるまさおが見たいです。
仰るように,全く問題ないと思ったのですが・・・。
土橋に言われてもなぁ・・・って感じですね。
自然にガッツポーズが出るなら,別に良いのでは・・・。
ということで,まさおには何としても土橋を凌ぐ大投手になってもらわなくては・・・。
アニマルにグラブで殴られていたのは,巨人に行った藤田ですね・・・。
あれはプロだと思いましたよ・・・。
仰るとおり,あの行き当たりばったり采配で燕を転落させた土橋が言っても・・・ですね。
土橋はどうでもいいですが,個人的に関根の解説は好きです。
相撲は神に捧げるものだけど、野球はレジャーでエンターテイメント。
国際的になった柔道あたりは仕方ないけど、
国内のみでやってる相撲くらい、
日本人としての品格を持って行動してもらいたいなって思います。
ピンチを三振で切り抜けて、淡々とベンチに戻ってくるなんて人間らしくないと、俺個人は思ってるので、あの感情むき出しのガッツポーズは全く問題にはならないと思います(むしろやってほしい)!
朝青竜の場合は・・・アレがパフォーマンスじゃなく、心の底から出てきたのであれば俺はいいんじゃないかと思います。
横綱に品位を求めるのなら、それより先に相撲協会自体がもっとちゃんとしろ!と大声で言いたいですよ、俺は(苦笑)
若くして亡くなった事、その亡くなり方も踏まえて、沢村栄治は野球界で神格化されてますから、大御所の皆さんには特別な思いがあるのは解りますが・・・
昔、江川も人格に問題があるから、どうこうって言われてましたしね。
でもマウンドで吠える事はあまり品位とは関係なく、その人の個性というかクセ?でしょう。
彼は間違いないとは思っていました
土橋ですか~マウンドで吠えるのは控えよと言ったのは^^
野球は夫々の個性があっていいのじゃないかなあ~
気合い入れて抑えた時、自ずから湧きあがってくる雄たけびは、
見ている者でも力の入る場面だし決して品位どうこうと言う話では無いと思います。
真剣勝負で、全身全霊を込めて投げた球で討ち取ったとき、
歓喜の雄たけびをあげるのは自然のことですね。
ニコタで、レア魚が釣れただけで「ヤッター!」と叫ぶくらいですから、
会心の球を投げて、三振に討ち取ったら・・・、推して知るべしでしょう。
品位とかを持ち出して貶すほうが品位がないですよ>土橋さん!
アニマル投手、廻りの選手がボコボコされて迷惑そうでしたが
面白い奴でした。
ピッチャーが三振とって吠えるのは、槍投げやハンマー投げの選手が
投げ終わった後で吠えるのと似た感じですな。
土橋に品位といわれてもな。