車離れ・・・
- カテゴリ:車・バイク
- 2012/04/07 21:53:36
若者の活字離れが叫ばれて等しいが,最近はそれにましてコミック離れ,そして車離れなのだそうだ。
言ってしまえば,ネットの普及により家にいながらにしていろいろと楽しめるので,人との交流は厄介であり,況してや維持費のかかる車持つ必要性は無いということなのだろう・・・。
私が普通自動車免許(今は中型免許か)を取得したのは20代前半の学生時代の終わり頃であったが,当時友人達の話題の中心はやはり第1が車であり,バイクと野球と相撲の話題がそれに続いた(ONや先代貴乃花の相次ぐ引退が理由と思われる)。
で,どれも私にとっては縁の薄い話題ばかりで,なかなか別の話題にもっていくのがしんどかった記憶がある。
尤も,免許を取ったら車が欲しくなり,話題には付いていけるようになったものの,自分の自由になる車を手に入れるのは,それから数年を要した。
時はまさに空前のバブル景気に沸いていた。
自動車業界は,ラグジュアリースポーツともいうべきソアラがフルモデルチェンジとなり,ラヴェルの「ボレロ」を使ったCFが当たったプレリュードが,これまたフルモデルチェンジとなり,友達の付き合いで入ったディーラーは,若者でごった返していた(後にも先にも,こんな混んでいるディーラーはこの時だけだ)。
以前も書いたが,中古の86をようやく手に入れ,多大なる苦労をして(爆)助手席におねいさんを乗せて,
「これ,何て車??」
と聞かれ,
「ソアラじゃないの?」
とか,
「プレリュードかインテグラがいい」
とか,言われていた時代である。
今考えると,極めて莫迦莫迦しい話だが,若者が車好きだったことを端的に示す良き時代のエピソードでもある。
時を同じくしてF1の中継が始まり,初の邦人レギュラードライバーである中嶋悟が活躍し始めていた。
まさに,車が若者の文化として形成されていった時代でもあった。
月日は流れ,当時の若者はおっさんになり,名実共におやじとなった。
車の流行も大きく変わった。
居住空間を犠牲にしてスタイルを重視したスポーツカーは次々と市場から姿を消し,低燃費かつ廉価なコンパクトカーやエコカーが主流となった(その前にRVブームというのもあったが)。
若者の多くも軽やコンパクトカーに乗っているという話を聞いて久しい。
そして,ネット社会の形成と共に,若者は完全に車から興味を失っていったのだろう・・・。
私なんか,子どもの頃からありとあらゆる乗り物が好きで,路線バスからスペースシャトルまで,いろいろと興味を持ったものである(もとい,2輪だけは何故か世の中の流行に背を向けて填らなかった。当時家族で自動二輪の免許無いのは私だけだった)。
男だったら,時速300km超のレーシングカーとか銀翼輝くジェット機とかに心を弾ませるものでは・・・とずっと思ってきたが,どうやらそういう時代は過去のことらしい・・・。
個人的には,残念極まりない話である。
免許が無くて,自分で動かすことが出来ないからこそ,夢は広がるというものだ。
私が子どもの頃接した乗り物は,そうした夢や憧れの対象だったし,今尚スケールもののプラモデルを組んだり鉄道模型を集めたりするのは,未だに精神が子ども並みだからでもあるが,そこに何らかの夢を強烈に投射させているからでもあろう・・・。
・・・ということで,今日も給油に行くついでに,ついつい模型屋に立ち寄って数百円散財してしまった・・・。
子どもでもしないような買い物をしてしまい,家に入る時は模型店の袋を堂々と出して入れぬ私である・・・。
怪しげな映像媒介では・・・と勘ぐられるかもしれないが,こうした謂わば「男のロマン」のようなものは所詮理解しがたいものなのかもしれない・・・。
ま,随分と安上がりなロマンではあるのだが・・・。
いや,まあ若者の考えていることや行動を理解できないというのは,いつの時代も同じでしょうが,やはりかつての時代を知っている身としては,次代を担う者が・・・と嘆かわしいのは事実ですね。
そのあたりを自覚して欲しいものです・・・。
「これでいい」じゃなくて「これよりもっといいものを」って思わないとドンドン発展していかないし・・・
まあ、これもバブルを知るおっさんの意見なんですがね・・・・・・・・・・(笑)
コメントありがとうございます。
若者をシラケ世代とか,昔も言いましたけどね・・・。
・・・にしても,もっとしゃきっとしろよと,どやしたくなるのは,私がおっさんになった証拠ですかね・・・。
そうですよねぇ~今の若者たちには夢がないですねえ・・・まあ、今の時勢では仕方の無いことなのかもしれないことなんですけど・・・それにしても、もう少し覇気というか・・・・「やる気スイッチ」を入れてもらいたいですね
突然の乱入、失礼しました
サニー1200クーペ,良いですねえ。
GX5なんて当時抜群に格好良かった・・・と思っています。
私の時代は,専ら86でした。
それも希少な(??)ノッチバックのクーペでしたので,オタク心もくすぐられました・・・。
くるくるよく走るので,とにかく走る楽しさを教えてもらいました・・・。
HOですか・・・。
羨ましいです。
手が出ず(泣),有井から出ていた出来の良くないプラモデルを組んだだけです・・・(EF66)。
今は経済的事情と住宅事情で,Nゲージです。
線路は屋根裏部屋に・・・。
・・・でしたね~(遠い目)
そうそう,デートと言えばドライブでした。
ソアラ(200GTの「コアラ」で十分)だのGTR(免許無い頃はケンメリに憧れました)だの乗りたかったですね。
やはりスポーツカーは格好良くてなんぼでしたね。
現行86が欲しいです・・・
今日日,分熱く車について語ることは本当に少なくなりましたね。
そうした中で,まさるさんのような方が居られるというのは大変貴重です。
車にせよ模型にせよ,あの楽しみは経験した者しか分からないし,そこが何と言っても男のロマンなんですね・・・。
時間は厳しいですね・・・。
最近は寝る時間を惜しんで,勤しんではいますが・・・。
ソアラは高くて買えませんでしたし,プレリュードは人気だったので敢えてチョイスしませんで,私が乗ったのは中古の86でございます。
で,今は四駆のステーションワゴンに落ち着いていますが・・・。
みるるさんの着せ替えは,毎日とてもファッショナブルなので,見ていて楽しいです。
いろいろな主や楽しみがあって良いし,見ていて楽しめるというのが何よりです。
若者の車離れ、残念ですね。車も個性が無くなったし…。
斯く言う私も爺になって車で長距離ドライブを楽しむことは無くなりましたが…。
休日にふっと思い立って目的地も定めず車(サニー1200クーペ)を走らせる、景色のいいところで
車を止め、風に吹かれながら写真を撮って一服^^、また走る。
この爽快さは日頃のストレスを解消するのに大いに役立ったものです^^。
私も未だに子供っぽいところがあって、我が子が小さい時には子供をだしにHOゲージを
走らせたり、孫に見せると言って室内用赤外線ヘリで遊んだりしています^^。
私が入社した頃がバブルの終焉期で、
でも、デートと言ったらドライブの時代でした。
スカイラインのGTRとかソアラとかがカッチョいい、
いい時代でしたよね。
よくよく考えてみると、俺の免許取得した時(95年)既に、車人気は下がりつつあったようなwww
時代の流れとはいえ、寂しいものがありますね~(苦笑)
最近は仕事が忙しくて、「男のロマン」を実行する時間があまり取れないのですが、暇になったらまたトコトン凝ってみたいですw
ソアラやプレリュードを乗り回していたナイスガイが家庭的に変わるんですね。
私は今頃になって、着せ替えにものすごくハマっているので、男と女の違いなんじゃないかなあって思っちゃいました。
ニコタに入らなければ、今頃高級家電に囲まれて暮らせたのに・・・。って考えつつ、日々の小さな喜びのほうを取ってしまいます!