Nicotto Town


koshiのお部屋分家


空の槍騎兵・・・

ここのところ,どうしても米機の作製が多い訳ですが,今回もまた同様です。
赤い星が好みではない私なので・・・という訳でもないのですが,やはり旧西側諸国の主力戦闘機は米国製なので,仕方のないところでしょう・・・。
例によっての食玩も,残り2つとなりました。
また中古を買い叩けば増えるでしょうが・・・。


ロッキードF104Jスターファイター(日本名「栄光」)。
第83航空隊第207飛行隊(那覇基地)所属機。
航空自衛隊2代目の主力戦闘機です。
退役して20年以上経つので,今更・・・と思われるかも知れませんが,とにかくそのフォルムに圧倒されます。
翼面積がとにかく小さい。
そして胴体が細い(揚力は,翼よりも胴体に負うところが大きいとか・・・)。
空飛ぶ鉛筆とはよく言ったものですが,とにかく尖鋭極まりないそのフォルムは,最後の有人戦闘機と呼ばれました。
これは,近未来の電子戦を想定しての言葉ですが,戦闘機が無人兵器とならなかったのは周知の通りです。
しかし,このマッハ2級の超音速戦闘機が50年代に開発されていたということに驚きを禁じません・・・。
現代のステルス性能を備えたマルチロールファイターが,ややもすると鈍重な印象を与えかねないのに対し,当時のセンチュリーシリーズと呼ばれるF100DからF110(F4ファントムII)までの各戦闘機は,まさに強いアメリカを象徴する存在だったとも言えるでしょう・・・。


F104の瞬発力は素晴らしく,軽量にしてコンパクトな機体に大出力のエンジンという組み合わせは効果絶大でした。
西ドイツやイタリア,カナダといった旧西側諸国では長く主力戦闘機として,旧東側の主力であるMig21の脅威に対峙し続けました。
また,主翼前縁があまりにシャープに研ぎ澄まされていたため,駐機中はぶつかると危険ということでカバーが掛けられていたということです。
さらには,射出座席を使っての緊急脱出の際は,足をぶつけて切断しないように空自のパイロットは特殊な靴を履いていたらしいです。
10年ちょっと前に亡くなった私の叔父は陸士出身の航空兵で,戦後空自創設と同時に入隊し,F86F~F104J~F4EJと乗り継ぎました。
主に入間と築城に居たらしいですが,那覇までこの04(まるよん)でよく飛んだことを話していました・・・。


・・・ということで,ロールアウト。
例によって墨入れしまくったので,かなりどぎつくなりました。
パイロットのフィギュアは,今となっては懐かしいオレンジの対Gスーツで,ヘルメットは白で塗装してあります。
前脚の脚扉の形が悪く,若干削りましたが,かえって逆効果だったようです・・・(泣)。ま,贅肉をそぎ落として尖鋭極まりないフォルムは再現できているのでは・・・と思います。
塗装を初めとする細部の仕上げが悪いのは,私の作なのでご容赦を・・・。

・・・で,04の動画というか,BGMはやはり・・・
                                 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=5uXoQ7cIDXg&feature=related

~1.50と3.45~7.24が白眉・・・
因みに,作中の設定はNF104ですが,実際にはドイツからF104Gを持ってきたらしいです(特撮用の模型は,田宮の1/32とか・・・)。
20年以上死蔵しているハセガワ1/72のG型(USAFとNASA)を組みたくなりました・・・。

画像は本家です。
  ↓
http://blog.goo.ne.jp/fw14b_2005/e/401acfaea666dccd610c885cd452fa7a
上記動画も埋め込まれています。

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2012/05/13 19:32
meianさん,今晩は。
胴体で揚力の半分以上を発生させると言いますから,とんでもない飛行機だったことは間違いないですね・・・。
翼端のパイロンには,増加タンクの他にサイドワインダーも装着できます。

しかし,とんでもない動画ですね。
三島がああいう思いをしていたとは知りませんでしたが,とにかく滅法格好良いですね,04・・・。
翼下のパイロンにはロケット弾のランチャーを付けていたのですね。
無誘導なので,対地攻撃用でしょうが・・・。
BGMがゴジラ(84)の自衛隊マーチなのも笑いましたが,それもまた一興・・・。

・・・で,今日も一作紹介の予定です・・・。
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2012/05/13 19:24
ヒデさん,今晩は。
エリ8にもしっかり最終刊まで出ていましたしね・・・。
空飛ぶ鉛筆とは言ったものですね・・・。
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2012/05/13 14:06
こんにちは。
これはまたとてつもなく先鋭なフォルム!
マッハ2ともなると、これくらい贅肉を削ぎ落さないと、…ですね。
でも、サイドワインダーが無いとプラモとしては単調なイメージかも…。

こういうブログを見つけました。最後の動画がカッコいいです^^。
http://sholly.blog.ocn.ne.jp/akaaokiiro/2012/04/f104j_8c4c.html
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2012/05/10 13:30
F104のことは良く知らないのに、「色鉛筆みたいな飛行機やな~」って記憶だけ残ってますね・・・・でも、それだけ記憶に残るということは、ある意味スゴイ機体だったのかも・・・・・・・




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