Nicotto Town


koshiのお部屋分家


German Freeks6・・・

引き続き独機です。
ドイツ空軍戦闘機メッサーシュミットMe262A。
通称「シュバルヴェ(スワロー:燕)」,或いは「シュツルム・フォーゲル(ストーム・バード:嵐の鳥)」
実験飛行隊所属,通称「白の9」。
大戦中に実用・量産化された世界初のジェット戦闘機です(世界初飛行はハインケルHe178)。
エンジンはユンカース社製のJumo004Bを2発装備。
最高時速は水平飛行で870km/hと,連合軍の最速を誇るレシプロエンジンのP51Dマスタングの704km/hを遥かに凌駕していました。
しかし,Me262の最大の不幸は,ヒトラーによって爆撃機としての運用を命じられたことでしょう。
ヒトラーの脳裏には,ロンドンへの報復爆撃しか頭になかったのでしょうか・・・。
当然搭載量も限られる戦闘機による爆撃に効果が上がるはずもなく,ヒトラーが折れて戦闘機の量産化を命じたときは時既に遅し・・・となったことは周知の通りです。
終戦間際に歴戦のヴァルター・ノヴォトニー少佐を隊長として編成された"コマンド・ノヴォトニー"も戦果を挙げるに至らず,僅かに第7戦闘航空団と第44戦闘団のみが150機以上の連合軍機を終戦までの1ヶ月の間に撃墜するに至ったのが,せめてもの戦果でした。
英空軍はグロスター・ミーティア,米陸軍はP80シューティングスターというジェット戦闘機をそろぞろ開発していましたが,ミーティアは性能的にMe262を上回るものではなく,P80は実戦に間に合いませんでした(というかP51Dで十分以上事足りたということでしょうに)。
勿論,ミーティアとMe262の空戦記録はありません。
卓越した性能を誇ったMe262でしたが,資材不足や慣れぬジェットエンジンの整備といったソフト面での欠点の他に,最大の弱点とされたのは暖まり難いJumo004Bエンジンでした。
つまり離陸以前に地上で攻撃されたり,離陸中スピードが乗らないうちに攻撃されたりした場合は,ひとたまりもなかったといいます。
ですから,離陸中はフォッケウルフFW190戦闘機によって護衛されたという何とも本末転倒なことが行われたようです・・・。
しかし,世界最初の実用量産型ジェット戦闘機という栄誉は,伝統ある独空軍(ルフトヴァッヘ)の掉尾を飾るに相応しいものだったと言えるでしょう・・・。


例によって模型屋のワゴンセールで買い叩いてきた食玩(1/144)です。
紡錘形にシェイプされた無駄のないフォルムはなかなかそれっぽいですが,風防を差し込むヒンジの上部がはみ出ていたり(透明度を著しく損なっている),後部胴体上のループアンテナがぼってりしていたり(直しよう無し。1/72を組んだときは,針金で自作しました),所詮は・・・といった感じですし,筋彫りもかなり彫り直してから墨を入れています・・・。


・・・と言うわけで,怒濤の独機攻勢はまだ続きます。
ここいらでちょっと毛色の違うのを・・・とも思うのですが・・・。


例によって画像は本家です。宜しかったらどうぞ・・・。
                  ↓
http://blog.goo.ne.jp/fw14b_2005/e/75e6b1ea2c74352663c0fb2a8cf2694e

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2012/08/12 23:25
meianさん,今晩は。
ご覧くださいましてありがとうございます。
エンジンポッド,確かに大きいですね。
エンジンの軽量コンパクト化が70年を経て進められてきたということでしょう。
意外ですが,独機は基本色がライトブルーなので,その上からRLMグレーやブラックグリーンを被せて重厚に見えるのでしょう・・・。
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2012/08/11 21:34
今晩は。
ジェットエンジンの大きさにビックリです^^。
これなら機体を高速で飛ばせる・・・。
明るめの塗装で軽快な感じですね。




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