Nicotto Town


koshiのお部屋分家


女の闘い・・・

珍妙な題名なので,ムフフな話題・・・或いは修羅場の話では・・・と思われがちですが,別に戦ってはいません・・・。
私が勝手にそう思っているだけです。
いずれも劣らぬ閨秀ヴァイオリニスト競演,曲はいずれもブラームスの只一曲のヴァイオリン協奏曲の白熱する終曲。
片や我が国を代表する若手のホープとも言うべき庄司紗矢香嬢。
http://www.youtube.com/watch?v=SoeLJlnhNz0&feature=related
対するはヴァイオリニスト兼ピアニストという特異な経歴を持つドイツ期待の若手,ユリア・フィッシャー嬢。
http://www.youtube.com/watch?v=bOx0eKhD9f0&feature=relmfu
でもって,奇しくも伴奏するオケは全く同じ団体で,ハンブルグの北ドイツ放送交響楽団(旧名はハンブルグ北西ドイツ放送交響楽団)。
但し,ライブのロケーションは異なっていて,紗矢香嬢は渋谷のNHKホール。
対するユリア嬢は不明(ハンブルグのムジークハレか??)。
指揮者は偶然にもどちらもアメリカ人で,日系2世の中堅アラン・ギルバート(現ニューヨークフィルハーモニック音楽監督。両親もNYフィル団員)に対するは,ヴェテランのマイケル・ティルソン・トーマス(サンフランシスコ交響楽団音楽監督,前ロンドン交響楽団主席指揮者。ゲイであることを公表している)。


いや~,甲乙つけがたいです。
顰蹙を覚悟で言わせていただけば,うら若い女性がブラームスの協奏曲を弾くこと自体凄いことと思いますし,以前ならあまり考えられないことだったはずです。
それをこうして堂々たる演奏を繰り広げる訳ですから,凄いを通り越しています。
紗矢香嬢が落ち着いたテンポで重厚にしてパッショネートな演奏なのに対して,ユリア嬢の方はもっと直線的で尖鋭です。
伴奏もそうしたソロに向き合ったもので,ギルバートが振幅の大きい情熱的でダイナミックな指揮ぶりなのに対して,ティルソン・トーマスはストラヴィンスキーやガーシュウィンといった現代ものを得意とするヴェテランらしく手慣れた余裕のある指揮ぶりで,フレーズ末尾の分割振りも余裕で決まっています。
どちらが良いかは好み次第でしょう。
個人的にはシャープな後者に惹かれつつも,豊穣な前者も捨て難し・・・といったところでしょうか・・・。


・・・ということで,聴き比べを楽しみました。
CDトレイを入れ替えることなくこうしたことができるというのも時代の為せる技でしょうか・・・。
尤も,情報量の少ないPCのスピーカーでの視聴なので,音質的には何とも言えないですけど・・・。
そう考えると,サウンドシステムにYAMAHAとONKYOを使っているNECと富士通のPC欲しくなりますけど・・・。

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2012/11/09 23:03
とまとさん,今晩は。
ぜひご一聴さけることをお薦めします。
音楽は余技ですので,詳しくはありません・・・。
とまとさんこそよく御存じですね。
庄司紗矢香さんは確かウト・ウギに付いたので,イタリア系・・・とでも言うべきかどうか・・・。
ショスタコーヴィチの協奏曲やプロコフィエフのソナタを録音しているので(しかもトップレーベルで),ロシア系・・・と思われがちなのでしょうか・・・?
とんでもなく巧いですね・・・
五嶋龍さんの異父姉のみどりさんの弾いたドヴォルザークの協奏曲なら持っています。
龍さんは何でも「鉄」だそうで・・・。
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2012/11/09 22:58
よん様,今晩は。
鮫ちゃん根多ならもっと書けるかも知れませんね。
個人的には,#13高橋嬢と#10伊藤嬢とか・・・
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2012/11/07 22:52
おおおお、伴奏オケが一緒でとはまた聴いてみたくなりますっ  後ほどきいてみます!!
koshiさんは音楽に造詣が深いのですね。
すごい知識と解釈、  ブラームスの曲はあまり女性は弾かないものなのですか?知らなかったです。

五嶋龍さんと 庄司紗矢香さんのCDをもっていますが、二人のヴァイオリンの弾き方や響きが違うなーと思っていたら、知り合いが、庄司紗矢香はロシア系の弾き方、五嶋さんはまた違う系(失念しました)と言っていましたが合っていますか?
私は音楽には詳しくないのですが、庄司さんの艶っとした音色が好きです。
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2012/11/07 22:42
なんだ、鮫ちゃんの話じゃなかったのか。。




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