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軍師官兵衛-第2回「忘れえぬ初恋」

こういうものを書くと,私の場合ついつい時代考証とか,史実との整合性とかを云々してしまう悪癖があります。
例えば,私の大河コンプリート(つまり全話見た)の1つである「天地人」など,その最たるもので,主人公のかねたんが出陣の際に,家臣たちが全員抜き身の大刀を振りかざして気勢を上げていました(危険だ)。
また,続いての大河コンプリートであった「龍馬伝」最終回では,何と龍馬が暗殺された晩に,弥太郎も京に居て,今井信郎を筆頭とする暗殺団に絡まれて痛めつけられておりました・・・(京に居ないだろうし,見廻組に見つかったら,当然無事では済まんだろう)。
でもって,そういうことを書くと,一生懸命作っている制作者に失礼だとか,自分が作れもしないのに,批評したり批判したりする資格は無いとか,茶化した物言いは止めろとか書かれたことがあります。
いや,その件に関しては,全くその通りなのですが,公共放送が制作して,視聴料を払っている全国民に対して放映する以上,やはりきちんとしたものにして欲しいという意図とか願望もあります。
ですから,これからも突っ込みは入れたいと思いますし,駄目は駄目と書くつもりです。
確かに,私の書かれたものをご覧になって不愉快に感じる方も居られるかもしれませんが,そこは,またしょうもないこと書いてやがんな・・・と,呆れながら看過していただければ・・・と思います・・・。


でもって,歯の浮くような今回の副題,嫌な予感がしたのは私だけでしょうか・・・。
私が途中で見るのを止めた過去の幾つかの作品,例えば「江」にしても「清盛」にしても,何故にあのような色恋沙汰に時間を取らなくてはならないのか,理解ができませんでした。勿論,ドラマはエンターテイメントである故に,今回のようなエピソードも時には必要・・・ということでしょうし,もしかすると若い視聴者のことを考えて・・・といった企図もあるのやも知れません。
只それにしても,あくまでも現代の視点で,当時の恋愛-というか婚姻を捉えすぎてはいないでしょうか・・・。
輿入れ即ち人質・・・という会話が幾度か出てきました。
確かに,ある面本質を突いていると思います。
女性が,政略の具として捉えられていたというのは真実でしょう。
しかし,それを女性蔑視とか気の毒とか捉えるのは,あくまでも現代の感覚に過ぎないのでは・・・と思います。
以前「江」の時も述べましたが,当時の武士階級には,現代の自由恋愛の感覚は極めて希薄で,男はある一定の年になると,先輩格や友人(もしかすると場合によっては父親とか上司とか?)が,それなりの場所に連れて行ってくれて・・・以下自粛・・・となったのでしょうし,上の階級になれば,傳役(つまり爺)とかが絵草紙を見せて・・・(以下自粛)・・・だったことでしょう。
そんな不潔な・・・というのは,現代の感覚なのでしょう・・・。
女性の場合は,自分の将来の伴侶になるのは一体何方なのだろう・・・と,思ったりしたことでしょう。
親同士が決めたり,生まれる以前から両家の取り決めて婚姻が決まっていたり・・・というのが,通常だったと思われます。
ですから,そう言う意味では,官兵衛が言った,
「母上も人質だったが,幸せだった」
という台詞は,本質を突いているかも知れません。
勿論,そんなことを口に出したり,他人に言ったりはしないでしょうけど・・・。
ま,海を見に行って(姫路城からならともかく,広峯からは遠いだろうに),途中で雨にあって,雷で・・・というベタベタな展開が読めただけに,苦笑してしまいましたが・・・。
一緒に遠出して海に行くような仲なら,親公認でしょうし,だったら家格が違うから嫁にやれない・・・というのも??
さらには,職隆の養女にして・・・というのはもっと不自然だし,だいいち広峯神社は,黒田家にとって恩人でしょう・・・。
浦上家は,本来赤松家の家老クラスだったし,どう考えても黒田家とは釣り合わないと思うのですが・・・。
・・・といいつつも,南沢奈央嬢にやられました・・・(爆)。
来週ちらっと出て終わりでしょうか・・・。
子役の子も,可愛いかったですけど・・・(似た雰囲気の子を選ぶのですね)
残念な限りです・・・(をい)


永禄6(1563)年に織田軍が美濃攻めをして敗れたということは,多分新加納の戦いであったと思われます。
ということは,あの辺りは,木曽川の北岸で,平地だったのではないでしょうか。
十面埋伏の陣とは恐れ入りますが(三国志を思い出しました),半兵衛がそれを使ったという記述はあるようです。
おそらく林の中に伏兵を隠していたのでしょうが,信長が単騎で太刀を抜いて・・・というのは,どんなものでしょう・・・。
柴田勝家というと,宍戸錠とかマツケンとか勝野洋といったごつい俳優が務めてきましたが,今回の近藤芳正さんも押しが強そうで,豪傑のイメージですね。
川並衆が出てくるのはタイミング良すぎますが,ピエール小六も良かったのではないかと思いました。
ただ,どうもあの信長と秀吉は・・・(以下自粛)。
谷原半兵衛については,今後に期待ということにしておきましょう。
語りが藤村志保さんですので,あとは伊武雅刀が出れば,今川家ダークサイド三人衆が再結集となりますが(そんなことある訳ないか),あの暗黒義元はとても素敵でしたし,同時期(厳密にはちょい後か)にやっていた民放ドラマのマザコン夫役も見事でした。
今回のようなまともな役は,果たしてどうでしょう・・・。


官兵衛と信長を輻輳させる手法は良いと思います。
只,どこで初シンクロさせるのか,脚本と演出の腕の見せどころでは・・・と思います。
実際のところ,信長に仕えるまでの官兵衛の行状は謎だと思います。
ですから,山本勘助の前半生同様,かなりの自由度は制作に当たってあると思いますので,そのあたりをしばらくは,青春ドラマと割り切って見ていこうかな・・・と思います。
次回は,堺で村重と遭ってしまうようですし・・・。

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2014/01/19 16:44
ましろさん,今晩は。
ぜひご覧になってください・・・とお薦めできるか極めて疑問ではありますが,ま,1度ご覧になって判断されるのが宜しいかと思います・・・。
私も,いつまで保つか分かりません。
過去3年間,頓挫していますし・・・。
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2014/01/19 16:42
よん様,今晩は。
そうですね,期待していますが,果たして出てくるのかどうか・・・。
問題ですね・・・(問題か・・・??)
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2014/01/19 16:40
みかささん,今晩は。
そして,初めまして。
次回は,堺に行って村重と遭うようですし,きっと南蛮船を見たり宣教師と会ったり・・・と,いろいろな文物に触れる過程が描かれると予想されます。
そのほか,京とかも見るのでしょうね。
仰るように,ドラクエ的なわくわくするような廻国修行のような展開を期待したいです。
オリジナルな内容で,どれだけ視聴者を引きつけられるか,演出家と脚本にかかっていると思います・・・。

あの伊武官兵衛は,強烈でしたね。
ああした暗黒面も又,官兵衛という謀将の魅力と思いますし・・・。
少なくても,5年前のかねたんみたいに,爽やかキャラでいって欲しくはないです・・・。
官兵衛は,天正末期に出家していましたので,小田原城に乗り込んだ際は,法体だったと思われますので,袈裟の上に鎧を着て頭巾・・・というのが正しいかと・・・。
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2014/01/19 16:29
みるるさん,今晩は。
仰るとおり,しっかりした時代考証が成された作品を見たいものですね。
私も加納(岐阜駅南のむふふなところ・・・)は平地と思ったのですが,新加納はもっと東の平地でしたね。
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2014/01/13 08:23
おはようございます^^

このシリーズ(ブログ)今年1年のお楽しみにさせていただきます。
ちなみにTVみないわたしですが、これだけでも、見ようかな。
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2014/01/13 00:02
子役や奈央嬢は回想シーンでちらりと今後も
出てくるでしょうから、そこをご期待ください。☚そこか、問題は?
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2014/01/12 23:41
官兵衛の初恋については子役・岡田同様にダイコンだったのですが、その大根演技も次回に生きてきそうだと期待してます。官兵衛が今後時代の表舞台で天下を動かすことになるからそれまではドラクエみたいに諸国を歩き回って播磨とは違う中央の戦国乱世の情景を見てる側に伝えてほしいモノですね。

ちなみに私ミカサの大河における伊武雅刀のイメージは竹中直人の「秀吉」の黒田官兵衛です
投獄生活により眼帯をかけて杖をつく姿になりながらもギラギラした目で戦に臨む姿が未だに強烈に目に焼き付いてます。「風林火山の雪斎法師もすごく怪しいキャラでしたがwww

いずれにしろ官兵衛と竹中秀吉との遭遇が待ち遠しいです!
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2014/01/12 23:31
史実に忠実であってほしいなって願いながらドラマを観ますが、なかなか思うように運びませぬ。
加納は、平地だった気がします。




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