關西紀行-其之六「關西ホテルミシュラン??」
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2015/01/15 21:31:27
前後するが,大和西大寺駅では過去2回下車した(ホームで乗り換えただけではなく,改札を出た)。
4年前(震災の直前)は,そのまま歩いて西大寺へ行き,駅前へ戻ってバスで秋篠寺へ行った。
3年前は(震災のあった年の暮れ),歩いて平城宮跡を訪れた。
いずれもその後奈良公園を訪れたのだが,充実した旅程だった。
大和西大寺駅は,近鉄の要衝だけに駅舎の規模も大きく,駅ビルの飲食店も充実していて,トレインビューの展望コーナーまで有った。
上記寺院や史跡のベースとしては勿論,単なる乗り継ぎ点に留まらない魅力がある駅だと思う。
東洋のミューズと呼ばれるアルカイックな魅力を湛えた有名な秋篠寺の伎芸天を見に行った帰りには,ぜひ駅ビルを冷やかしてみることをお勧めしたい。
近鉄で奈良に向かったのは良いが,1つだけ誤算に気付いたのは,ほんの数日前だった。宿はホテル日航奈良を押さえたので,最寄り駅はJR奈良駅になる。
運賃が安くて電車の本数も多い近鉄が良いのは既述の通りであるが,この2つの駅はバス停1つが間にあり,歩くにはちょい時間がかかり(私の足だと10数分だが),バスで行くには近すぎる。
この点で,少々誤算であった。
但し,3回乗れば元の取れる1日乗車券を買えば,短距離でも抵抗なく乗ることができる。でもって,近鉄奈良駅を出て,真っ先に行ったことは,駅の向かいにある奈良交通バスの切符売り場で,1日乗車券を買ったことだった。
ついでに,明日行く予定の飛鳥の1日乗車券について訪ねてみた。
窓口に居たのは,私より多少若いとおぼしき女性だったが,ここでは買えないことや発売場所を丁寧に教えてくれた。
さらに少し待つように言われたのでそのようにしたのだが,何と飛鳥のバス時刻表(亀バスと言うらしい-亀石からとった)のwebページをプリントアウトしてくれた。
近鉄といい京阪といい,この奈良交通といい,とにかく親切である。
関西だからかどうか分からんが,有難いし何よりも嬉しい心遣いである。
実は何日か前に自宅でそのサイトを見て,携帯webで見るから・・と思ってプリントアウトしなかったのであるが,こうした心遣いには本当に感謝の気持ちでいっぱいである。
JR駅方面の循環バスの乗り場を探して,待つ間もなく来たバスに乗る。
JR駅との間にあるバス停は,油阪船橋商店街の1つのみ。
向かって左手(南)に開化天皇陵があるのだが,ビルの陰で見えない。
有難いことに,JR駅前に停車するだけではなく,駅前のバスプールに入ってくれた。
朝から疲労を抱えているこちらとしては,実に助かった。
JRの高架 の下をくぐると,ホテルはすぐだった。
実は,このホテルの第一印象は良くなかった。
6年前,初めて家族で奈良に行った際に駅前から見たら,ホテルというより大きな病院のような印象だった。
京都駅八条口に程近い都ホテルの本館が,団地ともおが住んでいるようなアパートに見えたのと同種だろう。
いずれにしても言えることは,見かけではなく実際に入ってみると,中は小綺麗だったということであり,どちらも満足できるホテルだったということだ(都ホテルは,別館のサウスウイングが南欧のリゾート風で良かった)。
今まで京都と奈良で泊まったホテルは,上記の他にホテルモントレ京都,ホテル近鉄京都駅,そしてリーガロイヤルホテル京都だが,いずれも快適であった。
唯一,大阪駅の上にあるホテルグランヴィア大阪も悪くはなかったが(2009年当時で,ブラウン管式のTVだった),上記に比べると個人的には??という感じだった。
勿論,特筆すべき事ではないし,食事も良かったのだけれど・・・。
チェックインを済ませると,何と部屋に入ることができるというので,一度旅装を解いて,有線LANによるPCの接続を確認し(私の故地の某ビジネスホテルでは繋がらず,翌朝になってWifiが生き,無線LANのみ繋がった),ベッドに倒れ込むこともなく(やったら絶対時間を無駄にする),すぐに出立した。
県内随一の高層建築にして大型ホテルだが,内装もシックで品が良く,駅東側から見た外観の印象とは大いに異なる。
一昨年秋に泊まったという先輩の口コミでは,良いホテルで朝食のパンが美味だった・・・ということだったし,チョイスは正解だったと言える。
再びバスに乗り,先程の逆ルートをとる。
近鉄駅前で外人の観光客が乗り(英仏独中韓以外の言葉だった)満員となったが,予想通り大仏殿奈良公園前で殆どが下りた。
春日大社から若草山~手向山八幡宮~東大寺二月堂という奈良の鉄板コースは,やはり外せない。
去年は新薬師寺を訪れ,十二神将像の表情と造形に酔ったのだが,今回はかつて1人で訪れたことのある白毫寺を20年ぶりで再訪したくなった。
但し,バスの便は極めて良くない。
昨年訪れた新薬師寺のさらに奥(東)になるので,循環バスの路線から歩くという手もあるのだが,家族では厳しい(1人だつたら絶対にやった)。
したがって,今日のところはおとなしく奈良公園鉄板コースのみに留め,新規開拓は明日の飛鳥周遊にしようと決めた。
位置的に又しても前後するが,近鉄駅前から東の風景が堪らなく好きである。
バス通り(かつての二条通?)は,奈良県庁と向かいの興福寺を控えて緩い登り坂であり,それが緩いRを右に描いていくのだが,その先には若草山の芝が西日に照り映えて見える。
特に昨年訪れた時は,夕刻京都に戻るときに見た景色が最高だった。
今日は,それよりも時間帯が早いのと,天気は薄日が差し込む程度だったので,芝が輝きを見せるというほどではなかったが,それでも私の心を旅情と愉悦で満たすには十分だった。
バスの切符を買うために急いで道路を横断する際に,コンデジで撮影したのみだったので,昨年のように一眼で撮らなかったことを悔いることとなった・・・。
・・・ということで,ワープロ2ページを超えてしまいました。
歴史根多での暴走はしなかったものの,余計なことをだらだらと述べてしまったきらいはき否めません・・・。
ま,1行分の知識で3~5行書くことを特技としている私なので,またかよ・・・と呆れつつ看過していただけると有難いです。
果たして,明日は書けるのでしょうか・・・??