予定通り５時に起きてビデオを回した。
その際，TVモニターの音声を落とし，目線は画面から外し，レコーダーが接続されたHDMI入力を開く。
勿論PCの電源を入れても，ブラウザは動かさない。
うっかり結果を知ってしまわないようにするための最大限の努力は欠かさない。
これは長年F1中継を録画して培ってきたことである・・・。

しかしナイスゲームだった・・・。
国際Aマッチでこれ以上の試合は見たことがなかった，と言っても過言ではないかもしれない・・・。
序盤こそ攻め込まれたし，ボール支配は圧倒的にあちらが上だが，多少攻め込まれてもそれを跳ね返す力を感じることができた。
見ていて負ける気がしないという不思議な感覚を味わった試合でもあった・・。
理想的な先制，そして２点目。
後半も守りに行かず攻めの姿勢を貫いたことで，１点差に詰め寄られても突き放す３点目を入れることができたというものだ・・・。

海外メディアも賛辞を惜しまなかった。
前回勝利のカメルーン戦をぼろくそに酷評したBBCも日本の勝利を讃えたし，前独代表GKオリバー・カーンも，
「日本は2002年より大きく成長している」
といった意味の賛辞を送っていた。
某大手プロバイダーの事前アンケートでは日本人の87％が一次リーグでの敗退を予想していたが(勿論私もその１人である)，予想が外れて嬉しい限りである・・・。
勿論，素人の私に４連敗の後何が選手と監督にあったのか知る由もないが，何らかの意識改革があったのだろうと想像される・・・。
それによって，ぼろくそに言われてきたA代表が力を発揮し，自信を深めることになったのは疑いなかろう・・・。
負けないチームである堅守のデンマークを粉砕した意義は大きい。
天狗になることなく，自分たちのサッカーを目一杯やって欲しいものだ・・・。

それにしても，フランスについては以前書いたとおりだが，イタリアも１勝できず敗退。
欧州の強豪が軒並み敗退という波乱含みの中，中南米勢のみが元気である。
以前述べたように，私はサッカーもF1も個人的な好みからラテンと新大陸勢は好きではないので，やはりドイツとイングランドに頑張ってもらいたい・・・と思いきや，この２国が決勝トーナメント開始早々に当たることに・・・。
「皇帝」ベッケンバウアーの活躍した当時(いつだ?)からゲルマンフリークの私だが(南独の地方都市を訪れて真っ先に行ったことは，バイエルン・ミュンヘンの帽子を買ったことだ)，この２チームが早々に激突するのは惜しい気持ちでいっぱいである・・・。
高校野球に例えると，帝京対横浜みたいなものか・・・，否花巻南対仙台育英か・・・(かなり違うような気もする・・・)。
いずれにしても健闘を祈りたい・・・。
「ジーク・ジオン」
もとい，
「May the force,be with you!!」
(さて，明日は二週間ぶりのKスタだ・・・)