Nicotto Town


koshiのお部屋分家


予想的中・・・

くそっ,やっぱり予想通りだったか・・・。
ファンには申し訳ないが,私は20数年来マクラーレンというチームが嫌いである。
否,それ以前は嫌いではなかった。
エマーソン・フィッティパルディがチャンピオンを獲得した74年のM23とか,ジェイムス・ハントがドライブしてチャンピオンを獲った76年のM26とか,模型も作ったくらいで,鮮やかなマルボロカラーが実に映えたものだった・・・。
TAGポルシェとのタッグだった80年代中期はラウダ,ロズベルグ,プロストという魅力的なドライバーのラインナップだった・・・。
要は,セナとホンダの時代からである。
無敵と言われた88シーズンは退屈だったし(既にTV放送も始まっていた),セナ-善玉,プロスト-悪という単純な構図も嫌だった。
ドライバーに冷酷なロン・デニスも嫌いだし(フランク・ウィリアムズも同様だが),どうもシステマティックな体質が露骨に感じられて(勿論,それが勝つために必要だということは分かるが),どうにも好きになれなかった。
そこへ来てハミルトンである。
下積みもなくトップチームへ来て,あっさりとチャンピオンになってしまった。
アロンソだってデビューはミナルディだし,セナだってトールマン(後のベネトン)という一流からはほど遠いチームだった。
でもってバトンである。
強運の元に生まれた,とはまさにこの男のことだ。
デビューはウィリアムズ。
ベネトンを経てホンダのエースになり,佐藤琢磨が不運ばかり背負い込んだのに対し,彼は順風満帆なF1人生を歩んでいる(08年のホンダが駄目だったのを除く)。
こういうドライバーを応援する気にはならない。
やはり浪花節的な毀誉褒貶を経て栄光をつかむようなドライバーでなくては,感情移入はできない・・・。


・・・ということで始まったベルギーGPだが,やはり高速オールドコースであるスパはマクラーレンが速かった。
マクラーレンを止めるべき赤牛は,PPのウェバーがスタートで失速。
ルノーエンジンはトラクションのかかりが良いはずなのだが,前半はマクラーレンの1-2だった。
で,同僚にして確執が取り沙汰されるベッテルは,バスストップシケインでバトンのインを突くも,濡れた路面に足もとをとられて,バトンのマシンのサイドポンツーンへ体当たりをかます・・・。
あそこにはラジエター等があり,突っ込まれてはひとたまりもない。
ピットレーンのドライブスルーペナルティで順位を落とした後,中段でリウッツィのフォース・インディアと絡んでリヤタイヤをバーストさせて圏外へ去る。
まるで往年のモントーヤ思わせるとっちらかったレースぶりで,チャンピオンシップからの後退を見せて終わった・・・。
さらにそれらを追うべきアロンソも,予選で沈んだうえに天気と路面の判断を誤った挙げ句終盤に単独でスピン・・・。
フロントセクションを壊して万事休す。
終盤に強くなった雨はハミルトンをもコースアウトさせるが,さすがに悪運強いというか抜群のリカバリーで何事も無し。
追うウェバーは最後のレインタイヤへのチェンジの際に,先行するクビカがピットでミスしたのに乗じて2位に上がるが,ハミルトンを追う力はなく2位キープに甘んじた・・・。 

・・・ということで,ハミルトンがドライバーズランキングのトップに返り咲くという,個人的には面白くない展開だったのだが,唯一可夢偉の走りが救いだった。
予選で下位に沈んでもこのような荒れた展開になると,絶妙なピットインのタイミングで上位を窺う走りが出来るのは大きな強みである。
アップデートもままならないザウバーのマシンで今回はアロンソを押さえるし,2戦連続のポイント獲得で,又しても株を上げた。
93年のデビュー時と最近まではメルセデスやBMWのワークス的な存在だったザウバーだが,その後コスワースやフェラーリの心臓を搭載し,完全なプライベーターとして茨の道を歩んでいる訳で,来年度の資金繰りも厳しい状況である。
白いシャークフィンにスポンサーロゴが無く,ただザウバーの頭文字であるSのマークのみであることも悲しい(右京が乗っていた94年のティレルヤマハを思わせる)。
こうしたドメスティックなゲルマン圏のチームには何としても残って欲しいものである。バーニーやモズレーには目の敵にされそうだが・・・。


次戦は欧州ラウンドの最終戦であるモンツァ。
マクラーレンの圧倒的優位は変わらないと見るが,ハミルトンとウェバーは3点差。
そこから30点差でベッテルとバトン,40点差でアロンソ。
モンツァでアロンソがティフォッシの声援に応えて勝ち,ハミルトンが失速すると面白いことになりそうだが,どうだろう・・・。
それより,ようやく路面の舗装が完了したという韓国GPは開催できるのだろうか・・・。

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2010/09/01 22:09
今晩は。
ま,バトンも10年選手ですか遅咲きということになるでしょうか・・・。
96年ハンガリーは幸運でしたね・・・。

赤牛は雨用セッティングが裏目に出たようですね。
モンツァが楽しみですが,私もアロンソ行って欲しいです・・・。
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2010/09/01 22:06
まさるさん,今晩は。
ハッキネンとかモントーヤとか嫌いじゃないんですけどね・・・。
今をもって謎というか不可解なのは,95シーズンにバーニーかモズレーの横やりで,ロン・デニスがマン太郎を乗せたことですね。
結末は言うに及ばず・・・。

モンツァが楽しみですね。
ベッテルとアロンソが復活すると面白いのですが・・・。
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2010/09/01 22:03
ありすさん,今晩は。
そういうバトルもあったのですね。
ルノーはFダクト効果もあり,今後クビカが上位陣をかき回すと面白いですけどね・・・。
モンツァはどうなる・・・???
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2010/08/30 23:18
んーむぅ、バトンは順風満帆なキャリアとは思えないのですが・・
初優勝だって、もう一生勝てないかと思われたところに、たまたま転がり込んだ程度でしたし。
そういう意味では運は良かったと思いますけど、結構苦労してる人だと思います。

ウェバーの失速は、雨を想定したクラッチミートに調整したら、あんな風になっちゃったらしいですねw

重ね重ね、最後に笑うのはアロンソですと言いふらしておきます( ´ー`)
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2010/08/30 22:53
koshiさんのマクラーレン嫌いのルーツがそんな昔にあったとは(笑)
俺は単純にホンダ好きだったんで、マクラーレンとゆーチーム自体にはさほど好き嫌いの感覚はなかったですね。
チャンピオンを争う5台中3台がノーポイントに終わったコトで、少し点差が開きましたが、モンツァでのフェラーリの活躍に期待をして、楽しみに見守ろうじゃありませんか☆
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2010/08/30 22:32
4点差にせまった マッサとダーリンの戦いも面白いよ!!
いよいよ 後半戦だね!!




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