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「江~姫たちの戦国~」-第8回「初めての父」

さて,今回はどんなサプライズが・・・と思いつつ見ました。
北ノ庄城主柴田勝家に嫁いだお市と三人の娘たちの話でしたが,予想に反して何とも情けない勝家。
お茶々もお初も父としての勝家を受け入れない。
途中,小谷城跡に登る母子。
ま,女が自由に領国を歩くなどできないと思いますが・・・。
秀吉は,山城国山崎城に在城・・・。
ん゛・・・山崎城・・・どこだ・・・と思いきや,天王山宝寺城のことだったんですね。
確かに,天王山には秀吉が大阪城を築くまでの間,在城していました・・・。
本来,山崎や対岸の八幡・男山といった場所は,桂川・宇治川・木津川の合流点にして,天王山と男山に挟まれた狭隘の地だった故に,南北朝期から幾度かの合戦の舞台となりました。
天王山の麓,丁度現在の東海道本線山崎駅北隣に宝積寺なる古刹が有りますが,これを含め,天王山頂までが要害だったのでしょう・・・。
地図を繙くと,古城などという字が見られますので・・・。


後の見え見えの演出については,ま,予想の範疇かと・・・。
一晩で勝家は父親の威厳を身につけ・・・(以下自粛・・・)
しかし,北ノ庄でのお市母子の生活は,おそらく幸福なものだったのではないでしょうか・・・。
勿論,想像の域を出ないのですが,翌天正11(1583)年の落城に際して,お市が勝家に殉じたことからも,本当に短い間ながら親子・夫婦として心を通わせることができた期間ではなかったか・・・と思いたいものです・・・。


柴田勝家を演じた俳優さん・・・というと,宍戸錠を筆頭に松平健,勝野洋,そして今回の大地康雄・・・といった具合に,ごつい系の俳優さんたちが多いですね・・・。
鬼柴田とか,かかれ柴田といったように,剛直なイメージで語られることが多いようですが(上杉・武田・徳川に比して弱いと言われる織田軍団にあっては珍しい存在),北陸一円の支配を信長に完全に任せられていたことからも(これは他の司令官,長秀,秀吉,光秀,一益に比しても最大の領国です),領国経営にも長けていたことが伺えます。
・・・で,信雄が早くも家康に接近・・・。
今まで出てこなかったのに,登場するなりもう家康に行っちゃっては,ちょっと早すぎでは・・・。
せめて,賤ヶ岳の後でないと・・・。


次週は,賤ヶ岳まで行っちゃうようですね・・・。
ま,この後佐治与九郎との婚儀があって,小牧・長久手の戦いがあって,紀州征伐,四国・九州征伐,聚楽第行幸,秀勝との婚儀,小田原の役,文禄・慶長の役,秀忠との婚儀・・・等々,まだまだいっぱいあるので,ペース的にはこんなもんでしょうか・・・。

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2011/03/02 22:07
yutakaさん,今晩は。
さすがに今年の大河は,あちこちでいろいろと言われていますね。
考証の甘さや,軽さはここしばらく感じられたのですが,同じ脚本家の筆とは思われないくらい「篤姫」に比して,脚本が酷いと思います。
私も,プロ野球開幕が待ち遠しいです・・・。
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2011/02/28 18:51
大河ドラマも昔とは変わってますね
もっと重々しい台詞や立ち居振る舞いだったものですが
何か軽いと言うか、時には漫画的な表情など今度は期待していたのとは
大分違っています。いい役者を揃えているのに、あれでは期待外れですね~

あれではプロ野球が始まれば、きっとわざわざチャンネルを変える事は
しないだろうと思います。「天障院篤子」の方がまだ見応えがありました。
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2011/02/28 00:02
meianさん,今晩は。
そもそも名すら正式に伝わっていない女性の話ですから(時代のトップレディなのに),いろいろと憶測や脚色が可能なのでしょうね・・・。
私もその辺は割り切って,「のだめ」見るつもりで見ようかと思います・・・。
でも,こうして書いていただけると,突っ込み甲斐がありますので,ぜひ次回も頑張って書いてみようかと思います。
ま,できれば,骨太で重厚な歴史ドラマを見たいものですが,年末の「坂の上の雲」までは我慢です・・・。
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2011/02/27 22:59
ひところ書籍の「超訳」(訳文の正確さを犠牲にしてでも読みやすさ・分かりやすさを
優先させる翻訳手法)が流行りましたが、
今回の「江・・・」も、少々史実とずれても歴史物をおもしろく見せる、
ということに制作の眼目がおかれているようですね。
まあ、私は「江」を見た後、koshiさんのこのブログで正しい史実を教えていただき、
違いを楽しんでいます。
でも今夜の勝家は、ちょっとお調子者過ぎでした。




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